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貴院は、昭和63年に開設され、その後の約10年の間に、別館を新築し、老人保健施設・訪問看護ステーションを開設している。さらに、2年後の2000年には、人工透析病床の増床とホスピスの建設を目指しているということであり、常に成長を心がけている病院であるように見受けられた。また、現在は、牛久市を中心とした地域の診療所と病院連携体制を敷き、二次救急告示病院として24時間体制の救急医療を展開し、さらには牛久市と連携して保健予防活動などにも積極的に取り組み、地域住民から大いに期待されている病院であるという印象を受けた。 6領域にわたる評価判定結果はいずれも良好であったが、とりわけ「1.病院の理念と組織的基盤」と「2.地域ニーズの反映」についての評価は高く、貴院の医療に対する取組の姿勢を表しているものと考えられた。 「1.病院の理念と組織的基盤」では、基本方針の明示、中・長期計画の策定、病院の計画的な運営、職員の教育・患者の権利の尊重、医療の質の改善への取組とも、高く評価された。今後もこの姿勢を堅持して、さらに質の高い医療やサービスを展開することが期待される。 「2.地域ニーズの反映」では、地域における役割の的確な認識の上に立って、医療の継続性に配慮しながら、他施設と適切に連携し、積極的に救急医療や地域活動に取り組んでいることは、高く評価された。今後も引き続いて、地域住民に信頼され、また期待される病院であることが望まれる。 「3.診療の質の確保」では、診療の質を確保するための基盤は、おおむね適切であると評価されたが、診療録管理や図書室機能については、改善の余地が認められた。各部門の機能については、臨床検査、薬剤、手術・麻酔などの部門の機能は、適切に整備されており、高く評価されたが、画像診断、病理検査、リハビリテーションなどの機能については、人員を含めて、その整備が期待される。 「4.看護の適切な提供」では、組織とその運営、看護ケアの提供、看護ケアの質の向上の努力、看護要員の能力開発のいずれもおおむね適切であると評価されたが、今後は、看護過程に基づく看護記録の記載、「看護度点数化の調査」の有効活用、看護要員の経年別能力開発プログラムの導入などが期待される。 「5.患者の満足と安心」では、患者の立場と意見の尊重、安全体制の確立については、高く評価された。患者の食事への配慮、患者サービスへの配慮、院内環境の整備もおおむね適切であると評価されたが、嗜好調査による喫食状況の把握、選択メニューの実施、外来患者待ち時間の短縮と待ち時間を有効に使えるような配慮、生活延長上の設備・サービスへの配慮、分煙の表示、トイレ・浴室の安全性などについては、検討が望まれる。 「6.病院運営管理の合理性」では、業務管理、施設・設備管理、医療事故への対応については、高く評価された。人事・労務管理、財務管理、物品管理もおおむね適切であると評価されたが、給与規定の整備、人事考課制度の確立、各部門の意見聴取に基づく予算計画の作成、経営分析結果の各部門への周知、公正な基準による物品納入業者の選定、医薬品の納入価格決定におけるチェック機構の確立などの点において課題があるように見うけられたので、改善が望まれる。
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