セントラル便り
理事長・院長 竹島 徹 氏 ミニインタビュー
医療法人 つくばセントラル病院(茨城県)

理事長・院長  竹島 徹 氏
ホスピス・ケアは医療の原点

−−昨年6月15日付で(財)日本医療機能評価機構から病院機能評価の認定(一般病院種別B)を受けた感想は。

「180万円という審査費用は決して安くありませんが、受審したメリットはあったと思っています。病院組織全体にわたって具体的な課題が明らかになりましたし、認定を受けたことで職員が自信を持つこともできました。また認定後、外来患者さんの数が1ヶ月あたり1割ほど増えました。増えた理由ははっきりとは分かりませんが、おそらく質の向上に向けての職員の努力が実を結び、患者さんからの信頼を得られた現れではないかと思います」

−−診療部門の評価結果には多少疑問もあったようですが、評価機構に何か要望することはありますか。

「治療成績など診療の質に関する審査が必要だと思います。平成11年度の審査からは今までより多少、診療内容に踏み込んだ評価項目になるようですが、早く改善されることを期待しています」

−−つくばセントラル病院は、開院以来11年間に老人保健施設や訪問看護ステーションを開設し、来年4月には緩和ケア病棟もオープンするなど着実に大きくなっているという印象を受けます。多くの病院が苦しい経営を続ける中で、順調に歩むことができた理由は何でしょうか。

「地元・牛久市の人口がこの10年間で約25%増えていますから、地域性に恵まれたことが大きいと思います。また、地域に密着した活動に力を入れてきたことや、病院、老健施設、訪問看護ステーションといろいろな機能を備えているので、患者さんや地域の皆さんを幅広くサポートできるメリットもありますね」

−−来春オープンさせるのはホスピスではなぃ、厚生省の設置基準を満たした緩和ケア病棟になるのですね。

「せっかく造るのですから、できるだけ手厚いケアができるものにしたいと考えました。患者さん一人一人の意思や希望を大切にして支えていく”ホスピス・ケア”は医療の原点ですから、緩和ケア病棟を造り、充実させていくことが病院全体の質の向上につながっていくはずです。私を含め職員は研修の真っ最中で、ソフト面でどういう緩和ケア病棟にしていくかはまだ模索中ですが、入念な合同カンファレンスを通じて患者さんやご家族にかかわるすべてのスタッフが患者さんのQOLを高めながら、その人らしく最期まで生きることを支えていきたいと思います」


たけしま・とおる氏 千葉大学医学部大学院卒。千葉市川鉄病院外科医長、筑波大学外科講師などを経て、1988年9月からつくばセントラル病院院長、93年3月から現職。筑波大学非常勤講師。専門は消化器外科。58歳。

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