『日本医療機能評価機構とは』

つくばセントラル病院 院長 竹島 徹

このたび平成10年6月、つくばセントラル病院は、財団法人日本医療評価機構から、病院機能第三者評価に基づく審査の結果、医療機能認定病院(一般病院種別B)としての認定を受けた。
これまで(平成10年9月)に全国的に103病院に5年間有効の認定書が発行されている。当院は95番目、茨城県においては2番目。
日本医療機能評価機構は、医療機関の第三者評価を行い、質の高い医療サービスの提供を支援するため、平成7年に設立された団体である。調査は、書面調査と評価調査者(サーベイヤー)による訪問審査(1日間)が行われ、
  1. 病院の理念と組織基盤
  2. 地域ニーズの反映
  3. 診療の質の確保
  4. 看護の適切な提供
  5. 患者の満足と安心度
  6. 病院運営管理の合理性
の6領域、150項目について審査が行われた。
受審まで1年間を準備期間と設定して取り組んだ。将来に向けて病院が発展していくためには、
  1. 個人から組織へ組織力を高めていく方向
  2. 向上心と積極性を持って内部努力を実効あるものとする方向
  3. あくまでも患者さんの医療サービスの質的内容を高める方向
でなければならないと考えた。第三者による病院機能評価は、体系的な審査により具体的な改善目標を明らかにするとともに、医療の質の向上に向けて当院のスタッフの心を一つにまとめ、病院の信頼をより高めるツール獲得の絶好の機会と考えた。
審査の結果、評価「2」以下の項目はなく、一回でパスすることができた。特に以下の4項目については高い評価を受けた。
  1. 医療・サービスの質の改善への取り組み体制が整っている
  2. 患者さんの立場と意見の尊重及び安全体制が確立されている
  3. 他院と適切に連携し、救急医療や地域活動に積極的に取り組んでいる
  4. 高額医療機器の他院からの利用依頼に積極的に応えている
などであった。
診療機能の評価項目に関しては十分とはいえず改良を要望したい。しかし院長や幹部職員がいくら頑張ってもこれほどまでに組織的にも細かい点まで見られないし、我々の能力を越える。160万円という高額な審査費用であったが、「良い」病院としての認定を受けたメリットはあったと思う。評価機能という第三者の客観的な立場から具体的な問題点の指摘がなされ、それを病院運営の改善に生かす糸口とすることができた。同時に職員が、自分たちの働く病院が、高い評価と認定を得て、将来への大きな自信につながった。患者さんの信頼が増した、などがあげられる。
患者さんや地域のみなさんに信頼される病院を目指して、さらに努力をしていきたい。
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