リンパ浮腫とは




 リンパ浮腫とは、血液中の水分が血管外に濾出するなどして、血管外皮下組織に水分が過剰にたまった状態を言います。

大きく分けて、全身性のむくみと局所性のむくみがあります。
全身性・・・・全身性浮腫には心臓性、腎性、肝臓性などがあり、その原因となる病気を治療する事が先決です。
局所性浮腫・・夕方になると足がむくむと云う様な状態がありますがそれはリンパ管の機能を高める事で改善・解消する事が出来ます。
続発性・・・・局所性リンパ浮腫 乳がん・子宮がんの手術のときリンパ節を郭清する手術を受けた場合も
リンパ管の排液作用が上手く働かなくなり局所的(郭清したリンパ節の担当部位がむくんで来ることがあります。


リンパ浮腫の分類

原発性リンパ浮腫 リンパ管、リンパ節ともに発育が悪いなどの理由で起こる生まれつきのもので、
リンパ管の過形成・不形成によって、リンパ管の機能が上手く動かずリンパ浮腫が起こる事があります。
妊娠や過労によってムクミが引きにくくなり分かるすることがあります。
続発性リンパ浮腫 乳がん、子宮がん、前立腺がん、大腸がん、甲状腺がん、喉頭がんなどの手術後に
リンパ節が切除または郭清されたり、放射線治療などによってリンパ管が狭窄したり、閉塞した為に起こる
局所的な浮腫みです、がん治療後に多くみられる症状です。そしてリンパ浮腫の患者様の9割以上が続発性の方です。
生理的リンパ浮腫 健康な人であっても肥りすぎて浮腫みやすくなったり、
デスクワーク・立ちっぱなしの仕事などで足や下半身にむくみがあらわれる場合があります。

リンパ浮腫治療の為には、足または腕、顔面、頭部が何故ムクムかを理解することが大事です。
正しく理解し注意さえすれば、今以上以上太くならないように管理していくことが出来ます。
長年の浮腫で固くなった浮腫みも徐々に柔らかくなり細くなることもあり得ます。
リンパ浮腫の特徴は"皮膚の色の変化がない""無痛性のむくみ"などですが、患者様によって様々な状態を現します。

生理的浮腫・リンパ液は心臓に向かって帰ってくる流にあります、この流を作る為のポンプは
筋ポンプ・関節ポンプ・呼吸による横隔膜ポンプがありますが、生活の中で、この活動が阻害された場合、
充分機能が動かずリンパ液の排泄機能が低下する事があります。

リンパ浮腫症状の予防

 リンパ浮腫のリスクのある患者様(乳がん・子宮がん手術後の方)はリンパ浮腫を知っていてください、
理解する事が予防につながります。
リンパ浮腫を完全に予防する事は不可能ですが、インフルエンザの予防のために手洗いうがいをすることで、
リスク軽減につなげることが出来るように、乳がん・子宮がんで、リンパ節の郭清手術や、
放射線療法によってリンパ管が損傷する治療を受けたのであれば、リンパ浮腫のことを理解して、
リンパ浮腫になり難い生活を心がけることができます。