小児科 ご挨拶

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ご挨拶

 はじめまして。2016年4月に当院小児科に常勤として着任しました、久松 聖人(ひさまつ せいと)と申します。小児科は皆さまご存知のように、感冒、喘息発作や胃腸炎などの一般小児診療と専門分野(呼吸器・アレルギー、心臓、神経、腎臓、血液・腫瘍、内分泌、消化器、新生児、児童精神など)の診療に分かれます。
 私の専門分野は「新生児疾患」です。今年の4月で医師免許を取得し11年目になりますが、一般小児診療の研鑽を出身大学であります獨協医科大学病院小児科とその関連病院で積んだのち、2011年から2016年3月まで同病院の総合周産期母子医療センター・新生児部門に勤務しておりました。
  栃木県の周産期医療の要を担っており、同センターの産科部門と協力し、母体ハイリスク症例の外来紹介や緊急母体搬送を積極的に受け入れ、結果、全国で毎年3000人程生まれる1000g未満の超低出生体重児のうち、年間30~40人の治療を新生児集中治療室(NICU)と隣接する継続保育室(GCU)で行ってまいりました。また、ローリスクと思われるお産でも、いざ赤ちゃんが生まれてみると状態が思わしくないことは多々あります。そのような赤ちゃんは開業の産科から新生児搬送という形でご紹介いただき診療にあたってまいりました。
  ここまで読んでいただいた方には、小児科の中でもかなり特殊な分野というイメージをお持ちかもしれません。しかし、出生前後は赤ちゃんの体に最大の変化(肺呼吸の開始、血液の流れ方の変化など)が起きる時期で、そのため、出生した瞬間は人生の中で最も命の危険に晒される瞬間でもあります。実際、新生児の約10%は、出生時に呼吸を開始するにあたり、何らかの助けを必要とし、1%未満はより積極的な蘇生が必要と言われています。
  病気を診る他の診療科と異なり、「産科」にはhappyなイメージをお持ちの方が多いと思いますし、それは事実なのですが、産科の先生方や我々新生児医療に携わる者は、妊娠・分娩が決して安全神話でないことも知っています。安心する情報としては、その国の周産期医療の水準を反映する指標として、早期新生児死亡率(出生1000人あたり生後1週間以内の新生児死亡数)がありますが、日本は0.8という世界最高峰の低さなのです。
  茨城県は私の出身地であり、小学校卒業までを土浦市で過ごしました。牛久市で分娩を扱っている施設は当院含めて2施設のみとのことで、当院での2015年度の総分娩数は371件であったと聞いております。今回、立ち位置は変わりましたが、健常新生児を多く診させていただく中で、そこに隠れている疾患を有した児をいかに早く見つけていくか、対応が困難な児をいかに早く高次医療機関へ紹介していけるか、安全なお産をより安全にしていけるかが課題であり、産科の先生方と協力し、地域の周産期医療に少しでも貢献していきたいと考えております。
  また、外来診療においては、引き続き筑波大学とその関連病院、昭和大学の先生方による専門外来を継続しつつ、地域の開業の先生方から患者様のご紹介を頂けるように常勤医の人数と小児科診療の経験豊富な看護師さんを確保し、当院にしっかりと小児医療を根付かせるために畑を耕し、種を蒔くところからはじめてまいる所存です。
  今後ともよろしくお願いいたします。

久松 聖人 つくばセントラル病院 小児科部長
久松 聖人

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