生理機能検査室(超音波検査・心電図検査・脳波検査・乳がん検診)

〒300-1232 茨城県牛久市柏田町4-58-1
TEL:029-872-1771 FAX:029-874-4763

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生理機能検査室

はじめに

生理機能検査とは直接患者様に接し、生体内から発生する微弱な電気信号等を専用の機器で読み込み解析する検査です。
当院の生理機能検査室には、16名(常勤:11名、パート:5名)の臨床検査技師が在籍しています。
臨床検査技師の国家資格の他に下記のような資格を取得し、日々様々な検査を行っています。

生理機能検査 総件数

※赤字が総件数。当院では生理機能検査室と健診センターでの業務を兼務しています。

標準12誘導心電図

心電図(ECG)は心臓で起こる電気信号を波形として記録したものです。
電気を流すこともないので、しびれたりすることも無く、痛みもありません。
脈の乱れ、胸の痛み、動悸、呼吸困難、失神などの症状や原因不明のショックといった場合の診断のために行う検査です。
また、入院時や手術の前にも行われる検査です。

方法
検査時は、ベットに仰向けになってもらい手足に4個、胸に6個の電極をつけます。

検査所要時間
約1~2分

運動負荷心電図検査(マスター2階段試験、トレッドミル試験)

胸部の圧迫感や痛みの自覚症状はあるが、安静時の心電図では異常が見られない場合に、
運動することによって心臓に負荷をかけ心電図波形の変化を観察します。この検査は、循環器の医師立会いのもと行われます。
当院ではマスターニ階段法とトレッドミル負荷試験を行っています。

1.マスターニ階段法

方法
2段の踏み台を、年齢、性別、体重から決められる回数の昇り降りを、
1分半、3分、4分半(主として3分)行い、負荷の前後での心電図を記録します。

検査所要時間
約10~15分

マスターニ階段法

2.トレッドミル負荷試験

マスター二階段法に比べ検査中も負荷の状態を観察できるので、
よりきめ細かい負荷量のコントロールが可能となります。

方法
心電図、血圧を常に記録するために上半身に10個の電極と左腕に血圧を計る腕帯をとりつけます。
速さと傾斜の変化するベルトの上を歩くことで負荷をかけます。

検査所要時間
約20~30分

24時間(ホルター)心電図検査

日常生活(約24時間)の心電図を専用レコーダーを用いて記録します。
動悸、失神、めまい、息切れ、胸痛等の原因検索や不整脈の治療効果の判定のために行われる検査です。

方法
胸に5個の電極と専用レコーダーを装着し、24時間心電図を記録します。
記録した24時間の心電図を専用のコンピューターで解析します。
*当院では新しいレコーダーを導入しました。大きさは携帯電話より小さく、防水のためレコーダーを装着していても入浴やシャワー可能です。

レコーダー装着の所要時間
約10分

注意事項
レコーダーの装着と取り外しのため2日続けて御来院していただきます。

起立心電図検査

めまい、たちくらみ、朝起きられないなど、思春期の女性に多くみられる起立性調節障害が疑われる場合に行います。

方法
安静時、仰臥位の標準12誘導心電図と血圧を記録し、15分間起立後、起立状態で標準12誘導心電図と血圧を記録します。

検査所要時間
約20分

心電図R-R間隔変動検査(自律神経検査)

自律神経障害の疑われる場合に行われます。

方法
当院では、安静時の標準12誘導を1分間と、1分間に深呼吸6回を行った場合の標準12誘導を記録、計測し脈拍の変化を係数で表します。

検査所要時間
約5分

四肢血圧測定検査

腕の血圧と足首の血圧の比により、下肢血管の狭窄の程度(下肢閉鎖性動脈硬化症)を評価します。
また拍動(脈)が血管を伝わる速さを調べ、動脈壁の硬さを推測することができます。

方法
両腕両足に血圧測定用のカフ(圧迫帯)を巻き、他に心電図記録用クリップと、心音測定用のマイクロフォンをつけます。痛みはありませんが同時に四肢の血圧を測定しますので多少の圧迫感はあります。

検査所要時間
約10~15分

肺機能検査

肺の大きさや肺の働きを調べる検査です。検査対象となる疾患は気管支喘息、肺気腫、肺線維症などです。
また、手術前の検査としても行われます。当院では次の検査を行っています。

方法
筒状のマウスピースを口にくわえて、鼻栓をして行います。かけ声にあわせて息を吸ったり吐いたりします。
この検査は患者さんの努力によって検査結果が大きく違ってしまうので頑張っていただきます。

検査所要時間
術前検査・簡易検査 10~15分
精密検査 30~50分

脳波検査、ビデオ脳波検査

脳の電気的な活動を波形として記録したものが脳波で、脳の活動状況や脳の発達状態などを調べます。
検査中電流を流したりする事はありませんので、痛みはまったくありません。
検査対象となる疾患は、頭部外傷、脳血管性障害、脳腫瘍。てんかんなどです。

方法
頭部に約20個の電極をクリームで固定します。この時使用するクリームは体に害のあるものではありません。 検査はベットに仰向けになり目を閉じて行います。検査中は寝てかまいません。小さなお子さんの場合は薬を飲んで寝て検査することもあります。

検査所要時間
準備を合わせて 40~60分

機器更新し、完全ペーパーレス化となり測定波形を 遠隔端末にて参照できるようになりました。

動画も再生可能

末梢神経伝導速度

神経を刺激して、その刺激が神経の中をどれだけ速く伝わっていくかを調べるもので、末梢神経障害の有無や障害部位を診断することができます。
神経を刺激しますので多少痛みを感じます。 末梢神経伝導速度には運動神経伝導速度と知覚神経伝導速度があります。
当院では手足のしびれ、糖尿病、手根管症候群、肘部管症候群で多く行われています。

方法
手または足にクリームを塗り、その上に電極を装着し、末梢神経に電気刺激を与えて行う検査です。

検査時間
約30~60分

運動神経伝導速度

運動神経を経皮的に電気刺激をすると、その神経が支配している筋肉が収縮を起こし、M波という波形が記録されます。
正中神経を刺激した時に記録されるM波

尺骨神経を刺激した時に記録されるM波

感覚神経伝導速度

感覚神経を経皮的に刺激すると感覚神経活動電位(SNAP)が記録される。
正中神経を刺激した時に記録されるSNAP

脳誘発電位(体性感覚誘発電位、聴性誘発電位)

感覚受容器(五感)や神経に外界から刺激して、脊髄、脳幹、大脳皮質までの機能障害や障害レベルを検査します。
誘発電位には体性感覚誘発電位、聴性誘発電位、視覚誘発電位等があります。

体性感覚誘発電位

手や足の感覚神経に刺激を与えて、刺激伝導路(末梢神経、脊髄、脳幹、大脳皮質)の機能障害を検索します。

方法
頭皮上または耳朶にクリームを塗り、その上に電極を装着します。
手や足の感覚神経に電気的な刺激を与えて記録するため多少の痛みを感じる検査です。

検査所要時間
約30~60分

聴性誘発電位

聴性誘発電位とは、外部から音刺激をして聴覚神経の伝導路の異常を調べる検査です。
検査対象となる疾患は、難聴、特に小児の難聴(先天性、感染性、心因性など)等です。

方法
頭と耳朶に電極を着け、ベットに仰向けになりヘッドホンをつけて検査を行います。ヘッドホンからは”カチカチ”という音が聞こえてきます。 小さいお子さんの場合、体を動かしてしまうと検査結果に影響してしまうため、薬を飲んで眠って検査を行います、薬や睡眠は検査結果に影響しません。

検査所要時間
約40分

視覚誘発電位

光やパターン(白黒格子模様)などの視覚刺激を与えて、大脳皮質に生じる反応を見る検査です。
視覚神経路の障害の有無を知ることが出来ます。

方法
[ゴーグル刺激]
発光ダイオードを内蔵したゴーグルを目に装着して、ゴーグルから出る光を見る検査です。

※注意 眠気など禁物で、患者様の協力が必要となる検査になります。

検査所要時間
約30分

超音波検査

超音波検査は、装置から超音波を発射し各臓器からやまびこ(エコー)の様に反射して返ってくる超音波を捉えて画像にし、その位置・形・性状等を検査するものです。痛みを伴わない検査であり、人体に無害で繰り返し検査する事が出来ますが、胃や腸のガス等により見えにくいことがあります。
生理機能検査室で行う検査だけでなく、病棟・手術室・産婦人科外来・透析室・他施設への出張検査等を行っています。また、健診センターでの検査業務も兼任しています。

超音波検査を行う技師は、超音波検査に関する認定資格を取得し検査を行っています。

超音波検査総数

※赤字が超音波検査総数。

超音波検査総数
  上腹部 泌尿器 心臓 乳腺 頚部・体表 シャント 頸動脈・下肢血管 妊婦健診
2013年度 2,888 2,259 1,718 2,244 694 595 337 2,184
2014年度 2,766 2,216 1,748 2,202 869 681 385 2,506
2015年度 2,739 2,890 1,902 2,465 896 714 337 2,146

超音波検査室



当院生理機能検査室で行っている超音波検査の検査対象部位

対象となる臓器で超音波を当てる部位が変わります。
腹部はお腹から、心臓や乳腺は胸から、頸動脈・甲状腺は首から、下肢血管は足に超音波をあてます。

対象となる臓器によって超音波を当てる機器(プローブ)の形も様々です。


当院での使用超音波装置

GE Vivid E95

2015年12月より「Vivid E95」を導入しました。
循環器領域において様々な新機能を搭載した最新機種で、高画質で4Dの画像も鮮明に表示する事ができ、
診療に多くの情報を提供する事ができます。

【産婦人科外来】
GE VOLUSON E10(経腹)

2015年2月より、産婦人科向けの最新機種「VOLUSON E10」を導入しました。 
胎児の画像がより明瞭に表示されるようになり、また4D超音波(胎児を立体的に表示)も、
今までよりリアルな画像を表示できるようになりました。 

※4D超音波は、妊婦健診時に希望者に行っています。
胎児の位置や向きによってはうまく映らないこともあります。 
また、先天性心疾患の診断に役立つ「STIC」を2011年より導入しました。

検査を受ける時の注意点


胎児スクリーニング

産婦人科にて妊婦健診時に胎児スクリーニング検査(超音波検査)を行います。
スクリーニング検査とは生まれてからサポートが必要な赤ちゃんかどうか見るためのもので、今の日本では妊娠18週、28週、36週と妊娠中に3回の超音波検査を行う事が推奨されています。当院では毎回の妊婦健診で超音波検査を行っており、2009年から臨床検査技師が産婦人科医師と一緒に胎児スクリーニングを行っています。検査を行う技師は超音波医学会認定の超音波検査士を取得しています。 
スクリーニングでは赤ちゃんの大きさや羊水の量、頭部、腹部、手足や背骨などの骨格、胎盤やへその緒の形態などをチェックしています。

大きな異常があるかどうかをチェックするための代表的な断面をご紹介します。

①頭部

白く楕円形に見えるのが胎児の頭蓋骨です。
頭蓋内が左右対称になっているか、側脳室が拡大していないか、頭蓋外に突出する異常像がないかなどをチェックします。
②口唇

口唇裂(口唇の一部に裂け目が現れる奇形)が無いかチェックします。
口唇裂に手足の異常、心臓の異常、発育不良などを合併している場合は染色体異常の可能性があります。
③胸部

心臓の異常を見つける断面です。
心臓の位置と軸は左に寄っているか、左右心房心室の大きさのバランスは良いか、
大動脈と肺動脈がらせん状に走行しているか、大動脈と肺動脈の太さは同じかなどをチェックします。
④腹部

腹部で胃胞、膀胱、胆嚢、血管は黒く見えます。
これ以外に黒く見えるものがないか、胃胞は左側にあるか、腹壁から臓器が脱出していないかなどをチェックします。
⑤脊椎、臀部

背中側から背骨を見ると白い骨が2列に並んでいるように見えます。
この骨に欠損がないか、背中やお尻にコブのような隆起がないかをチェックします。
⑥四肢

手足の長さが十分かなどをチェックします。
⑦羊水

胎児の周りに黒く見えるのが羊水です。羊水の過少や過多がないかチェックします。
⑧4D超音波画像

終夜睡眠ポリグラフ検査

睡眠呼吸障害の診断に用いられ、眠っている間に呼吸が止まる病気である”睡眠時無呼吸症候群”の診断には欠かせない検査です。

料金について

検査は健康保険適応となります。
1泊2日の検査入院で患者様負担は35,000円前後となります。
入院前の検査(血液検査・心電図・MRI等)を含めると45,000円~50,000円です。

方法

検査は一泊入院で行います。
脳波、筋電図、呼吸運動、眼球運動等を記録するための電極を頭部、目の周り、鼻、のど、胸、腹、手足に取り付けて寝ていただき、
一晩中睡眠と呼吸の状態を調べます。

方法

外来診察時に心電図、胸部レントゲン、採血、MRIの検査を行います。
19:30  入院(ご自宅で食事・入浴洗髪を済ませてから来院下さい)
20:00  電極類を取り付けます(約20分要します)
21:00  消灯とともに検査開始
翌 朝
5:00頃  検査終了
5:00~6:00頃  帰宅

※注意事項
  1. 検査結果の解析には10日~2週間程度かかります。
  2. 電極装着時、入眠時までTVを見ることができます。
  3. 検査室は個室で、トイレも完備されています。
  4. 検査中にトイレに行くことは可能です。
  5. 検査は痛みを伴うものではありません。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療法

当院での治療はCPAP療法のみです。
CPAP療法
CPAP療法は、閉塞型睡眠時無呼吸症候群の患者さんに極めて有効な治療法の一つで、現在では最も多くの患者さんに行われている治療法です。
当院でも適応のある患者様に機械を貸出し、CPAP療法を行っています。
この治療法は何らかの原因で発生する気道閉塞に対して行う対処療法のひとつで、
鼻マスクを利用して空気を送り込み、圧力をかけ、気道を閉じないようにします。したがって、睡眠時無呼吸症候群の原因に対する
根本的な治療ではありませんが、現在では最も有効な治療法と考えられているのです。
CPAP療法によって睡眠中に気道が閉じなくなるため、無呼吸や低呼吸による酸素不足は解消され、睡眠の質を向上させることが出来ます。
CPAPをご利用の方は、月1回または2ヶ月に1回の外来受診が必要です。
CPAPをご利用の方へ
CPAP装置をご利用の方へ、当院で機器を導入しているフィリップス・レスピロニクスでトラブルや
CPAP装置の療法・用途などに応じたご相談についてお客様コールセンターが開設されました。
TEL 0120-48-4159
受付時間 平日9:00~17:00 CPAPのみ土曜日10:00~17:00
休業日 土日・休日・年末年始
お客様コールセンター

尿素呼気試験

体内(胃内)にピロリ菌がいるかどうかを調べる検査です。
ピロリ菌とは正式名称を「ヘリコバクター・ピロリ」と呼び、胃の中に好んで住みつき、
胃・十二指腸潰瘍、胃癌と深く関わりがある細菌です。
尿素を含んだ試験薬を服用し、服用前後の呼気に含まれる二酸化炭素の量を比較します。


2016年度当院の超音波検査における乳癌検診の実績

2016年度乳癌検診受診者 総数1678

年齢別の内訳


2016年度の乳癌検診(超音波検査)精査結果
  総数 年代別
20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代
受診者数(件) 1678 46 422 646 448 107 8 1
要精査数(件) 74 1 19 35 13 4 2 0
要精査率(%) 4.4 2.1 4.5 5.4 2.9 3.7 25 0
要精査受診者数※1 38 1 11 13 8 3 2 0
精査受診率(%)※1 51.3 100 57.9 37.1 61.5 75 100 0
乳癌 4   2   1 1    
癌発見率(%)※2 0.2   0.5   0.2 0.9    
陽性反応的中率(%)※2 10.5   18.2   12.5 33.3    
(※1)要精査となり当院乳腺科を受診した数とその割合。
(※2)要精査となり当院乳腺科を受診し、追跡調査の行えた症例数より計算。


当院では超音波検査士(体表領域)を取得し乳がん検診を行い、
またピンクリボンアドバイザー中級資格を取得し、乳がんの啓発活動に努める等、ピンクリボン運動に参加しています。

乳がん検診・ピンクリボン運動とは→乳腺外来:ピンクリボン運動について


市町村 乳がん検診

当院では乳がん検診におけるマンモグラフィー検査および超音波検査を、すべて女性技師が担当しています。

検査日および予約時間(予約制)
マンモグラフィー検査  : [月~水・金]13:30~15:45
              [木・土]10:40~11:20
超音波検査       : [月~水・金]11:00~11:40、13:50~16:30
              [木・土]11:00~11:40、13:30~14:30
検査はセントラル総合クリニックにて行っております。(※木・土午後のみ、つくばセントラル病院)
お問い合わせ:029-875-3511

当院での利用券使用可能市町村
牛久市・龍ヶ崎市・つくば市・阿見町・つくばみらい市・稲敷市・美浦村・利根町・守谷市・土浦市・河内町・常総市

※検診利用券、無料クーポンの申請は各市町村に申請してください。
※検診期間(利用券有効期間)や自己負担金については各市町村にお問い合わせください。

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