産婦人科にて妊婦健診時に胎児スクリーニング検査(超音波検査)を行います。
スクリーニング検査とは生まれてからサポートが必要な赤ちゃんかどうか見るためのもので、今の日本では妊娠18週、28週、36週と妊娠中に3回の超音波検査を行う事が推奨されています。当院では毎回の妊婦健診で超音波検査を行っており、2009年から臨床検査技師が産婦人科医師と一緒に胎児スクリーニングを行っています。検査を行う技師は超音波医学会認定の超音波検査士を取得しています。
スクリーニングでは赤ちゃんの大きさや羊水の量、頭部、腹部、手足や背骨などの骨格、胎盤やへその緒の形態などをチェックしています。
大きな異常があるかどうかをチェックするための代表的な断面をご紹介します。
@頭部

白く楕円形に見えるのが胎児の頭蓋骨です。
頭蓋内が左右対称になっているか、側脳室が拡大していないか、頭蓋外に突出する異常像がないかなどをチェックします。
A口唇

口唇裂(口唇の一部に裂け目が現れる奇形)が無いかチェックします。
口唇裂に手足の異常、心臓の異常、発育不良などを合併している場合は染色体異常の可能性があります。
B胸部

心臓の異常を見つける断面です。心臓の位置と軸は左に寄っているか、左右心房心室の大きさのバランスは良いか、大動脈と肺動脈がらせん状に走行しているか、大動脈と肺動脈の太さは同じかなどをチェックします。
C腹部

腹部で胃胞、膀胱、胆嚢、血管は黒く見えます。これ以外に黒く見えるものがないか、
胃胞は左側にあるか、腹壁から臓器が脱出していないかなどをチェックします。
D脊椎、臀部

背中側から背骨を見ると白い骨が2列に並んでいるように見えます。この骨に欠損がないか、背中やお尻にコブのような隆起がないかをチェックします。
E四肢

手足の長さが十分かなどをチェックします。
F羊水

胎児の周りに黒く見えるのが羊水です。羊水の過少や過多がないかチェックします。
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