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 アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎について

1.どんな病気?

多くは生後3ヶ月から6ヶ月頃に,顔に湿疹ができ,その後良くなったり悪くなったりを繰り返します.大きくなると,自然に症状が軽くなったり,治ったりする場合もありますが,反対に全身に病変が拡大することもあります.家族にアトピー性皮膚炎,喘息,アレルギー性鼻炎,アレルギー性結膜炎の人がいる,もしくはハウスダストやダニなどにアレルギーのある場合がある人は,アトピー性皮膚炎になりやすいことがわかっています.

2.できやすい場所,症状は?

乳児:顔や頭にできやすく,じゅくじゅくしています.
学童:肘の内側,膝の外側にできやすく,乾燥して,掻き傷が見られます.耳切れや,眉の外側が少なくなることもあります.
青年期以降:乾燥が強くなり,皮膚が厚くなり,色素沈着がみられることもあります.

3.悪化の原因は?

ハウスダスト,ダニ,食事,動物などのアレルギー,汗の刺激,冬の乾燥,睡眠不足,疲れなどのストレスがあげられます.

4.内服薬と外用薬は?

内服:かゆみ止めにアレルギーを抑える薬を内服します.
外用:特に冬は保湿剤を頻回に外用し,ひどいところはステロイドや免疫抑制剤を外用します.

5.ステロイドの副作用は?

外用する場所,量,期間,強さを考えて使用しないと,皮膚が薄くなったり,血管がういてきたりなどの副作用があるので,医師の指導に従って外用しましょう.ステロイド内服の副作用(血糖値が上昇する,顔が丸くなる,骨が弱くなるなど)は,外用薬ではおこりません.

6.スキンケア

入浴,シャワーは毎日しましょう.体を洗うときは低刺激の石鹸で,手で洗いましょう.熱いお風呂や長湯は避けましょう.お風呂からでたら,保湿剤をすぐ外用しましょう.部屋は畳やカーペットはやめて,フローリングにし,こまめに掃除をしましょう.換気をまめに行ないましょう.爪は短く切り,かゆい時は冷やして(アイスノンや保冷剤)なるべくかかないようにしましょう.新しい服は一回洗濯してから着ましょう.素材はなるべく綿がよいでしょう.洗剤は少なめにして,できれば柔軟剤はやめましょう.

7.食事は?

特に3歳未満の乳幼児では,食事アレルギーが悪化の原因に関係することがあります.食事日記をつけて,アレルギーのある可能性があるものをみつけ,除いた場合に皮膚が良くなるか試してみましょう.血液検査でも食事アレルギーをみつける方法がありますが,検査は確実なものではなく,検査で陽性にでても食べて悪化しないものもあります.神経質になりすぎて,過度な食事制限をすると,子供の成長発育を遅らせてしまうので,気をつけましょう.

8.治るの?

大きくなるにしたがって,軽くなったり,治ったりする場合もあれば,症状が続く場合もあります.アレルギー体質を治すことは難しいですが,適切な治療,スキンケア,規則正しい生活などにより,皮膚の良い状態を保つことは可能です.

 


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