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 一般的皮膚病

1.脂漏性皮膚炎
頭部のかさかさや顔面(特に鼻,前額)の赤みがある発疹.皮脂の分泌異常が原因になっていると言われています.抗真菌剤やステロイド外用,ビタミン剤内服が一般的治療になります.日光にあたりすぎたり,香辛料をたくさん取るのは良くないといわれています.

2.蕁麻疹
一日のうちに出たり,消えたりし,出る場所も変化します,盛り上がった赤みのある痒い発疹で,ひどい時は全身が赤くなり,のどに蕁麻疹がおこると息苦しくなることもあります.数日で治ることもありますが数ヶ月,数年とかかる場合が多く,原因は約80〜90%不明で,暑さ寒さ,日光,疲労,ストレス,接触,薬,食べ物などが原因となっている場合があります.内服や注射が一般的な治療です.ただ,内服してもしばらく蕁麻疹は続くことが普通で,徐々にでなくなってきます.全身が赤くなったり,息苦しくなった場合はステロイドを点滴することもあります.

3.やけど
まず冷やしましょう.冷水やアイスノン,保冷剤で30分以上は冷やしましょう.冷やす時間が長いと,早く治ります.水疱はなるべく潰さないようにしてください.湯たんぽ,カイロなどでやけどをする低温やけどもあります.熱湯でやけどするより,ひどくなることが多いので冬には注意しましょう.

4.ほくろ,できもの
急に大きくなる,左右対称でない,周囲に染み出しているような感じがある,出血する場合は悪いものの可能性があります.肉眼で判断できない場合は,拡大鏡(ダーモスコピー)を使用したり,皮膚を一部取り(皮膚生検)検査します.

5.にきび
思春期から始まる顔,背中,胸部の発疹.遺伝的にできやすい人がいます.不規則な日常生活や食生活は悪化の原因になります.抗生剤や皮膚を剥離する外用薬,ひどい場合は抗生剤を内服します.

6.とびひ
夏に乳幼児にできやすく,水疱,びらんができます.伝染するので注意が必要です.細菌がついているので,湯船には入らず,シャワーで,石鹸で良く洗い,抗生剤を外用します.抗生剤内服もし,かゆい場合はかゆみ止めも内服します.

7.単純ヘルペス
口周りにできる痛みを伴う水疱で,風邪をひいた時,疲れている時などにできやすいのが特徴です.外用で治療しますが,ひどい場合は内服もします.

8.帯状疱疹
水痘(みずぼうそう)のウイルスが,体力の落ちている時に再度でてきて,水疱ができます.体の半分(右半分もしくは左半分)にでき,痛み,しびれを伴うことが多いです.皮膚は約2〜4週間できれいになりますが,痛みしびれが残ることが多くみられます.なるべくゆっくりして,温めると痛みの治りが早いようです.治療は内服や点滴,注射,外用などで,入院する場合もあります.顔にできた場合は顔面神経麻痺や角膜炎が起きることがあり,耳鼻科や眼科も受診しましょう.痛みが強い場合は近隣のペインクリニックにご紹介します.

9.いぼ
手足にできるできもので,うおのめと勘違いしている人が多いです.ウイルスが原因で,伝染するため,触らないようにしましょう.液体窒素で冷却して治します.

10.麻疹(はしか)
38〜39℃の高熱の後,一旦解熱.その後に体温が再び上昇して,発疹が生じます.発疹は顔から始まり,全身に拡大する赤い斑で,ほぼ全身が赤くなることもあります.口の中の粘膜に白い斑を生じます.大人がかかると重症になりやすく,入院して点滴治療が必要なこともあります.

11.風疹(三日はしか)
軽い発熱と,小赤い斑が顔から全身に広がり,目が充血することもあります.大人がかかるとひどくなることもありますが,一般的にはしかより軽症です.一般的には安静のみで治療の必要は無いのですが,妊婦がかかると胎児に影響し,内臓奇形や白内障,難聴を生じることがあるので注意しましょう.

12.伝染性紅斑(りんご病)
風邪のような症状に続いて,顔面に赤みの強い斑ができ,その後,上肢に網目レース状の赤い斑が生じます.大人がかかると,関節の痛みや発熱がでることが多くみられます.一般的には安静のみで治療の必要は無いのですが,妊婦がかかると胎児に影響を及ぼすので注意しましょう.

13.疥癬
高齢者に多い病気です.指の間,陰部などの皮膚柔らかい部分に水疱,小さなできものができ,夜間とてもかゆく寝られない人もいます.ダニの感染でおこり,集団発生することもあります.感染に注意し,きちんと内服,外用で治療しましょう.まれに動物から感染することもあります.

14.尋常性乾癬
肘,膝などの擦れる部分に境界明瞭なかさかさした隆起した赤い斑がみられます.頭,腰部,下肢にも好発します.通常かゆみはありません.一般的には外用で治療しますが,重症の場合は免疫抑制剤の内服を行うこともあります.日光浴をしたり,減量したりすると,良くなる場合もあります.


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