医療法人つくばセントラル病院|診療科のお知らせ
眼科からのお知らせ
緑内障診療技術の進歩-神経線維層厚測定と眼圧値の補正-
診療科のお知らせ
乳腺科
泌尿器科
麻酔科
歯科口腔外科
放射線科
整形外科
脳神経外科
外科
カウンセリング科
眼科
皮膚科
更年期・月経外来
リハビリテーション外来
消化器内科

トップページ
ホームページ
 緑内障診療技術の進歩-神経線維層厚測定と眼圧値の補正-
新しい緑内障診断装置GDX VCC 本邦では、緑内障は失明原因の第3位ですが、糖尿病網膜症や白内障と比較すると、末期に至るまで自覚症状が現れにくく発見が遅れてしまうことが、失明予防の障害となっています。緑内障とは、臨床上特徴的な眼底所見とそれに相応する視機能障害を伴う疾患群と定義されていますが、通常の視野検査では、極く初期の緑内障を100%検出することは困難とされています。本邦では、所謂「正常眼圧」緑内障が緑内障患者様の半数以上を占めることについて、多くの報告がありますが、実際、眼圧が著しく高かったり、眼底検査を行って典型的な緑内障の異常所見(視神経乳頭陥凹異常)が発見される方よりも、眼圧は正常範囲で、眼底検査でも緑内障であるか否か明確でない方が多いようです。

従来の緑内障診断のための検査は、まず眼圧を測定し、眼底検査で緑内障が疑われる場合には視野検査を行いますが、特に高齢の患者様にとって、5分以上の集中を要する視野検査を行うことは困難な場合も多く、検査中の疲労により測定結果が不安定になることもあります。最近緑内障の他覚的診断方法として登場した神経線維層厚測定装置GDx VCCは、検査中ほとんど疲労せず、2?3分のうちに従来の視野検査に優るとも劣らない緑内障診断データを得ることができます。


また最近、眼圧の測定が角膜を空気や器具で圧することにより行われているため、角膜自体の硬度(厚みと相関)により、正確な眼内圧と眼圧計測定値の間には差があり、その個人差を無視できないことが明らかとなりました。本邦において「正常眼圧」緑内障の割合が大きい原因の一つとして、本邦成人の平均角膜厚が欧米の白人より若干薄いことも考えられています。逆に「高眼圧症」と診断され点眼治療を受けられている患者様の中には角膜厚が平均より厚く、眼圧補正値は正常範囲で特に治療の必要ない場合もあります。

最近の疫学データや、医療器械の進歩により、より正確で適切な緑内障診断には、従来の視野検査や眼圧測定のみでは不充分になりつつあります。つくばセントラル病院眼科では、神経線維層厚測定装置GDx VCCや補正眼圧値を算出するために中心角膜厚を測定可能なオーブスキャンを設置し、緑内障診療技術の向上を目指しております。緑内障を心配されている方は、どうぞお気軽に当科で御相談下さい。
新しい緑内障診断装置GDX VCC
網膜の神経線維層の厚みを解析して、緑内障の可能性及び進行度を明確に表示

Copyright © Tsukuba central hospital.All rights reserved.