| (1)尿路結石 |
腎結石,尿管結石,膀胱結石などです.自然排石がベストですが,自排困難なものは以前は開腹手術しかありませんでした.
しかし,現在では体外衝撃波結石破砕装置(ESWL), 経尿道的腎尿管砕石術(TUL)の方法が中心で,開腹手術や経皮的腎砕石術(PNL)という侵襲の大きな治療をする機会はかなり減りました.
ESWLは,県内では当院が最初に導入し,延べ治療回数も6000例を越え,砕石機が多く普及した現在でも,県内の広い地域から砕石依頼を頂いています.
TULは腎尿管結石に対して、ホロミウムレーザーを用いて砕石しています(内視鏡手術)リソクラストの使用により,膀胱結石も容易に破砕可能です.
ESWLは通常日帰りで、TULは通常2泊3日の入院です。
当病院は、体外式衝撃波結石破砕装置MPL-9000を導入し、結石治療5000症例を達成し、表彰されました。
現在はドルニエ社製DLDを導入、稼働中です。
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| (2)尿路性器の腫瘍 |
前立腺癌,膀胱癌,腎細胞癌,腎盂癌,尿管癌,精巣腫瘍,陰茎癌,副腎・後腹膜腫瘍が主なものです.
前立腺癌は泌尿器科の中で最も多い癌です.病気の広がりの検査のあと,年齢や併存疾患を考慮し,根治的手術,放射線治療,ホルモン治療などの中から最も適切な治療方法を選択します.
血液中の前立腺特異抗原(PSA)という腫瘍マーカーの測定,MRI検査や日帰り入院での前立腺生検などにより早期発見に努めています.
次いで多いのが膀胱癌です.癌の深さによって内視鏡手術だけにするか,膀胱を全部取る(膀胱全摘除術)か,抗癌剤動脈内注入 + 放射線治療を選ぶか決めます.ほとんどの人は内視鏡手術で治療できます.不幸にして膀胱全摘除術を行った場合は,尿を体外に出すために尿路変向術を併せて行います.
腎細胞癌は、近年の画像診断法(超音波、CT、MRIなど)の進歩により、症状が出現する前の比較的早期に発見されるようになりました。治療としては第一に根治的人摘除術が行われます。補助治療として、インターフェロンやインターロイキン2があります。また近々、分子標的薬が登場する予定で、インターフェロン等の免疫療法で治療効果がなかった患者さんへの治療効果が期待されています。
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| (3)排尿障害 |
代表的なのは前立腺肥大症であり,ほかに過活動膀胱神経因性膀胱,尿道狭窄などがあります.前立腺肥大症は中高年の男性の殆どの人がかかる良性の病気です.よく効く薬が開発され,手術をする人は減ってきました.手術を要する場合でも殆どの人はお腹を切ることはなく,内視鏡手術で治療しています.当病院では経尿道的ホロミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)をやっています.神経因性膀胱というのは,膀胱に分布する神経の障害のために発生する排尿障害の総称です.脳卒中,脊髄損傷,糖尿病,骨盤内の大手術などが主な原因です.尿流動態測定や残尿測定を行い,どんな治療法が最も良いのか検査しています.
咳やくしゃみ,運動などお腹に力がかかると尿が少し漏れるタイプの尿失禁を腹圧性尿失禁といいます.中高年の女性に多い病気です.程度が強い場合には,膀胱・尿道の角度のずれを見る簡単な検査も行い手術も考慮しますが,多くの例は簡単な内服治療・骨盤底筋体操で軽快します.
過活動膀胱(OAB)は、頻尿、尿意切迫感、尿失禁などを伴う症状症候群ですが、近年患者数が増加傾向にあります。抗コリン剤という薬で治療します。
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| (4)炎症性疾患 |
腎盂炎,膀胱炎,前立腺炎,尿道炎,精巣上体炎などです.通常は抗生物質の内服のみで治ります.症状の強い場合は入院をお勧めしています.
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| (5)先天性疾患 |
包茎,停留精巣,陰嚢水腫,膀胱尿管逆流などです.
確認
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