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外科・乳腺科 乳腺外来

乳腺外来のご紹介
文 由美  はじめまして!乳腺外来部長の文 由美と申します。
  女性であれば誰しも一度は乳房が気になったことがあると思います。乳房の大きさやかたち、乳首の色やかたち、そしてなんといっても「乳がん」のこと・・・「最近胸が痛いんだけど、これって・・・がん?!」「胸にコリコリしたものが・・・これってがんのしこり?」と心配になる方、お母さまやお友達が「乳がん」と診断されて手術を受けた、と聞いて、急に不安になってきた方もいらっしゃると思います。
 ひとりで心配していないで、乳腺外来に来て下さい!「がんと言われるのがこわい・・・」とためらっているあなた、こわいのはがんを放っておくことです。それに、しこりがあったら「がん」というわけではないんですよ。しこりには良性のものと、悪性のものがあります。そして、良性のしこりが圧倒的に多いんです。自分で触るようなしこりでも、良性のものであることがほとんどです。悪性のものは治療しなければなりませんが、小さいうちに見つければ、乳房を全部取らなくてすみます。診断機器の進歩によって、小さなしこりの鑑別診断の精度も高くなりました。また、「忙しくて病院にいく暇がない」という方、「場所が場所だけに、男性の先生にはちょっと・・・」「検査も男性にやってもらうのはいい感じがしない・・・」とためらわれている方、当院の乳腺外来は週2回、木曜日・土曜日の午前・午後で診察は私たち女性医師が担当させていただいています。超音波検査やマンモグラフィー検査もすべて女性技師と医師で行っています。平日はお忙しくても、土曜日はいかがですか?悩んでいても始まらない!あなたの大切な時間、有効に使わなくては!


  診察だけでなく、治療法について知りたい方、乳がんを疑われたり、乳がんと診断されてもう一度別なところで診断を確かめたい方、できるだけ乳房を損なわない治療を受けたい方もお気軽にご相談ください。女性にとっては乳房の喪失は大変つらいことです。また、手術に伴う合併症、後遺症で何年も苦しまれる方もいらっしゃいます。当院乳腺外来では、精神的、肉体的負担の少ない治療法を心がけております。手術に伴う入院期間もできるだけ短くするようにしており、術式によっては日帰り手術も行なっております。治療法の決定に際しては患者様の意志を尊重し、納得のいくまで説明させていただくように勤めています。また、手術の後につらいこと、困っていることのある方もぜひ悩みをお話ししてください。つらいこと、悩んでいることが軽くなるお手伝いをしたいと思っております。女性は女性同士、どんなことでも気がねなくご相談ください。

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乳腺外来とは?
 「乳腺外来」ってなんだろう?聞きなれない名前かと思いますが、ひとことでいえば、「乳がんを含む乳腺疾患の診断・治療を行う外来」です。次のような方々を診察します。
・ 乳房に症状がある方(女性、男性、小児、どなたでも)
・ 精密検査を勧められた方
・ 乳がんに関して治療法を相談したい方(セカンド・オピニオンを聞きたい方)
・ 乳がんの手術を終え、定期検診および投薬を希望する方、乳がんの手術後に悩みのある方(他の病院で手術された方も大丈夫です!遠慮なく来院してください。紹介状がなくても大丈夫ですよ。)

  簡単にいえば「乳房の気になるひとはどんなことでもぜひいらっしゃってください」ということですね。

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乳がん検診を受けましょう!
 乳がん先進国のアメリカでは、乳がん検診の受診率は80%を越えており、乳がんにかかる人の割合(罹患率といいます)は依然として高いものの、乳がんによる死亡は1990年代から減少してきています。乳がんは早期に発見し、早期に治療すれば、「治る」がんなのです。
 乳がん検診を受ける人が増えた→早期発見され、早期治療を受ける人が増えた →治る人が増えてきた!と考えられています。

  さて、日本ではどうでしょうか?まず、乳がんの罹患率は1990年代から急速に高くなってきています。生涯罹患率は7%で、女性の11人に1人が乳がんにかかることになります。これとともに乳がんによる死亡も増加しており、2016年度に乳がんで亡くなられた方は約1万3000人です。この数は交通事故の死者数よりも多いのです。

部位別死亡率年次推移

  一方、乳がん検診の受診率は30%以下です。アメリカでは、8割の人が検診を受けているのに、日本では2割程度しか検診を受けていないのです。これでは早期発見、早期治療はできません。どんながんもそうですが、がんの恐ろしさのひとつは、症状がないこと。だからこそ検診があるのです。「わたしは、大丈夫。」と思う方ほど、本当に大丈夫なことを確認するために検診を受けていただきたいのです。乳がんのしこりは痛くないのがふつうです。「痛くないから大丈夫」という考え方は今すぐ捨てましょう。もちろん「しこり=乳がん」ではないのは最初にご説明したとおりですが、良性か悪性かを見極めなければいけませんから、しこりのある方は直ちに乳腺外科を受診してください。健康保険で受診ができます。

 当院での自費検診は、年齢により女性の乳房の状態が異なることを考慮に入れて、その年齢で最も効果があると考えられる方法で行ないます。

55歳以上の方:視触診およびマンモグラフィー
40歳以上55歳未満の方:視触診およびマンモグラフィー、あるいは超音波
40歳未満の方:視触診および超音波検査

 当院はマンモグラフィー検診施設 画像認定A評価を受けており、検診マンモグラフィー撮影認定診療放射線技師が撮影を行い、検診マンモグラフィー読影認定医師による読影を行っています。超音波検査に関しても乳腺超音波の超音波医学会認定検査技師と超音波専門医が行っており、精度の高い検査を行っています。さらにこれらの検査技師・ 医師はすべて女性なので、安心して検査を受けていただくことができます。

 よく皆さんに「マンモグラフィー検査と超音波検査はどちらがいい検査ですか?」と聞かれます。マンモグラフィーは大変良い検査で、乳房全体を一度に見ることができ、石灰化の描出にも優れていますが、マンモグラフィーでは乳腺は白く、しこりも白く写るので、乳腺の量が多いとしこりの有無の判別が困難です。閉経前の女性の乳腺は厚いため(高濃度乳房;dense breastといいます)、しこりが見落とされてしまうことも多いのです。一方、超音波検査では乳腺は白く見え、しこりは黒く見えることがほとんどなので、小さなしこりでもよくわかります。また、ある程度までしこりの性状を知ることもできます。しかし小さな石灰化についてはわかりにくいことがあり、特に検診では石灰化が見落とされてしまうことも多いのです。それぞれ一長一短があるわけですね。 こうしたことから、基本的には40歳未満の若い女性には超音波検査が、60代以降からはマンモグラフィー検査が、乳がんの多い年齢層である40〜50代では超音波検査とマンモグラフィー検査の両方を行うのがもっとも有効であると考えられます。

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乳がんの早期発見
 日本人の女性がかかる率(罹患率といいます)が最も多いがんが、乳がんであることをご存じでしょうか?毎年約60、000人の女性が乳癌にかかり、約13、000人の方が乳がんで亡くなられています。そして、ライフスタイルの欧米化に伴い、今後も増加が予想されています。50歳以上から多くなり、年齢が上がるほど増えていく他のがんと違って、乳がんの患者さんは30歳台後半から多くなり、40〜50歳台の働き盛りの女性に多く、家族や子供たち、そして社会に与えるダメージは大変大きいのです。しかし、乳がんは自分で触って見つけることができる唯一のがんです。また大部分は早期に見つかれば乳房を全部とる必要もなく、再発の可能性も少ないのです。勝利への鍵はできるだけ早く見つけて治すこと!

 「乳房にしこりを触れる」「乳房に痛みがある」「乳房がはれた感じ」 「乳首が陥没した」「乳首がただれている」「乳首からの分泌液が出る」 などの乳房の症状があるとき、また「市の検診」や「人間ドック」などで精密検査を勧められた方、特に症状はないががんが心配、というかたもぜひ気兼ねなく受診してください。(症状はないが乳がん検診を受けたいという方は自費診療となります。) 
  市の指定する乳がん検診を受診したい方は受付におっしゃってください。この場合は乳腺外来を受診される必要はありません。

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乳がんとは?
 乳房には乳腺と呼ばれる腺組織と、脂肪組織が存在しています。大人の女性の乳房は、乳頭を中心に乳腺が放射状に15~20個並んでいます。それぞれの乳腺は小葉に分かれ、小葉は乳管という管(くだ)でつながっています。

乳腺の構造

浸潤がんと非浸潤がん
 乳がんはこの乳腺を構成している乳管や小葉の内腔(内側)の上皮細胞から発生します。乳がんの種類は非浸潤がんと浸潤がんの二つに大きく分けられ、がん細胞が乳管や小葉の中にとどまっているものを非浸潤がん、非浸潤がんが進行して、乳管や小葉を包む基底膜を破ってまわりに広がり、しこりをつくったがんを浸潤がんといいます。しこりで見つかるがんは通常浸潤がんなのです。浸潤がんはまわりの血管やリンパ管の壁を破る力があるので、がん細胞が全身に流れて転移・再発を起こす可能性があります。非浸潤がんは、転移は起こしません。この段階で発見されれば、ほぼ100%治ります。しかし乳管の中をどんどん這っていくので、これを取り残さないようにすることが大切です。



 この他、がんが乳管の開口している乳頭に達して湿疹様病変が発生するパジェット病や、乳房全体が赤くはれ上がる炎症性乳がんがあります。これらのがんでは、がんをしこりとして触れることはありません。
  また、潜在性乳がんといって、腋窩リンパ節が腫れて、病理組織検査で乳がんの転移と判明したが、乳房にはあらゆる検査でしこりは認められないという場合もあります。

 同じ乳がんであっても細胞の性格はおとなしいものから活発なものまで、患者さんによって違います。幸いなことに乳がんは他のがんに比べてゆっくり増殖するものが多いのですが、治療をせずに放っておけば、乳房から周囲の組織に広がり、リンパ管を通って腋窩(わきの下)のリンパ節や周囲のリンパ節、さらには血液を通って骨、肺、肝臓などの臓器へ転移して増殖し、命を脅かすことになります。また、乳がんは基本的に穏やかな性質で増殖もゆっくりですが、サブタイプ*によっては悪性度が高いものや、増殖スピードの速いものもあります。こうした乳がんはちょっと放っておく間にどんどん進行してしまいます。このような事態を未然に、あるいは可能な限り防ぐために、早期の発見、治療が重要なのです。

*サブタイプ(Intrinsic Subtype;がんの生物学的特性)については検査の方でも説明しますが、乳癌の性格とでもいえばいいでしょうか。日本人と一口にいっても、関西の人と関東の人、東北の人と九州の人では文化も嗜好も違うように、乳癌もサブタイプが違えば、全く別の性格を持っています。このため同じくらいの進行度のがんでも、サブタイプによって治療方針が全く異なってきたりします。

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乳腺症とは?
 乳腺症とは乳腺の病気の中でもっとも多い良性の病気です。30〜40代の方に好発します。ホルモンの不均衡によっておこり、乳腺上皮の増殖や萎縮、化生、嚢胞形成、間質の線維化などの形態を示します。凸凹のある境界のはっきりしないしこりをつくり、乳がんと区別しにくいものもありますが、痛みを伴うことが多く、生理の前にしこりが張ったり、痛みが強くなるのが特徴です。片側だけに症状がでることも多く、乳がんを心配される方も多いようです。こうした症状は実は女性であれば誰でも経験することなのですが、乳腺症の方では症状が強めのことが多いようです。治療の必要はありませんが、痛みのひどい場合には薬物治療を行います。近年、欧米では乳腺症を病気ではなく、エストロゲンというホルモンによって生理的にも反応する乳腺組織が、生理的な範囲を超えて過剰反応する状態、としてとらえることが提唱されています。このため、乳腺の発達と退行の正常からの逸脱(Aberration of Normal Development and Involution ;:ANDI、アンディ)と呼ぶこともあります。

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代表的な乳腺の良性疾患
線維腺腫
 10代後半~30代の女性に多い乳房の良性腫瘍です。通常痛みを伴わない、硬くて丸いビー玉のようなしこりで、まわりの境界がはっきりしていて、くるくるよく動くのが特徴です。特に治療の必要はありませんが、後で述べる葉状腫瘍と区別がつきにくいことがあり、ごくまれ(大変まれです)にがんが共存する場合があるので、急激に大きくなるような場合は切除する必要があります。 10代で出現するときには2cm以上の大きな線維腺腫(巨大線維腺腫)のことも多いです。

乳腺嚢胞
 乳腺のなかに水のたまった袋ができるものです。硬いしこりとして触れることがありますが、超音波検査で診断できます。これも特に治療の必要はありませんが、どうしてもしこりが気になる場合や、しこりが大きく、痛みを感じるときは、しこりの中の水を吸い出します。たくさんできているときは後で述べる乳腺症のタイプのことがあります。

乳管内乳頭腫
 乳管内乳頭腫は、40代~50代に多い良性の腫瘍です。主に乳頭の近くにある乳管内にできます。乳頭から血の混じった分泌物が出てきて気づくことが多いです。乳頭からの分泌物の原因の約3割がこの乳管内乳頭腫だといわれています。
しこりとして触れることもあります。乳管内乳頭腫も特に治療の必要はありませんが、非浸潤癌(がん細胞が乳管や小葉の中にとどまっているもの)と区別がつきにくい場合や、乳頭から離れたところにたくさんできる場合(乳管内乳頭腫症といいます)はそのしこりががん化することもあるので、診断・治療のために腫瘍を切除する場合があります。

葉状腫瘍
 線維腺腫とよく似ており、小さいときは細胞診や針生検による組織診でも鑑別が困難な場合があります。しこりが急速に大きくなることがあるのが特徴です。大きくなるスピードががんより速いことが多いです。放っておくとグレープフルーツ大、メロン大に大きくなり乳房の形が損なわれます。基本的には良性ですが、悪性のものがあり、悪性葉状腫瘍は肺に転移することがあるのと、良性でも手術のときに取り残しがあると再発し、再発を繰り返すうちに悪性化することがあるので、手術により正常乳腺を含めてしっかり切除する必要があります。

乳腺炎
 授乳中の人に起こりやすく、主に乳汁がたまったり、乳頭から細菌が侵入して起こります。乳房が赤くはれて痛み、熱が出ることが多く、また繰り返すことも多いようです。

乳汁うっ帯
 一部の乳腺からの乳汁の流れが悪くなり、濃縮した乳汁の塊が乳管を閉塞し、その乳腺が腫れて痛い状態。少し熱っぽく感じます。授乳を続け、食事内容と十分な休養に注意をして生活すれば、たいていは自然に回復していきます。

うっ帯性乳腺炎
 乳房の一部が腫れて痛い、皮膚の一部が赤い、発熱する(体温が38.5度前後になることもあります)状態。授乳もちょっとつらいです。乳汁うっ滞と同様に、授乳を続け、休養や食事内容に注意するだけで自然に改善することも多いですが、医師・助産師の診察を受けるのも良いと思います。また、適切なマッサージであれば改善することもあります。乳房の全体が腫れて、皮膚が赤くなり、とても痛い状態。39度以上の発熱、悪寒(寒け)、身体の震えを感じたら、細菌感染が乳腺周囲に及んで、乳房膿瘍(乳腺の周囲組織に膿が溜まる)になっている可能性があります。この場合は小さく切開して膿を出す必要があります。この状態になると、通常の対処やマッサージでは解決できないので、病院での治療が必要です。

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妊娠と乳がん
 妊娠中に乳がんが発見されたら、乳がん治療は妊娠の週数によって違います。以前は妊娠中に乳がんがみつかったら、その妊娠はあきらめなくてはならなかったのですが、妊娠で乳がんが急に進行したりすることはないと言う事が分かってきたので、出産もできるようになりました。

 妊娠中の乳がんの治療は、胎児の発達に影響がないもので治療しながら、手術をするのであれば、胎児に影響のない16週~32週の間に行います。ホルモン療法や抗がん剤などは、出産後に行い、その間は赤ちゃんは母乳を飲む事はできません。

  また、乳がんの治療後妊娠を希望している場合は、抗がん剤治療後、抗がん剤の影響がなくなる6ヶ月をたてば、新たな妊娠をしても、胎児に影響はないとされています。抗がん剤を投与している間は、月経が止まってしまう人も多く、投与終了後月経が再び始まるまでに平均で6ヶ月かかると言われています。つまり、抗がん剤の影響がなくなると月経が始まると言う事なので、月経が再開したということは体が妊娠してもよい体質になった、ということになると思います。

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男性の乳腺の異常
 男性にも乳首の下を中心に乳腺構造がわずかながら存在しており、ここから乳癌が発生します。乳癌の患者さん100人のうち1人は男性です。
 また思春期あるいは成人男性の乳房が硬くなったり、ふくらみを帯びたりする、思春期乳房肥大症や女性化乳房が認められることがあります。思春期乳房肥大症は一時的なホルモン分泌の乱れによるもので、自然に消失し治療の必要はありません。成人男性の女性化乳房では薬物の副作用や肝機能障害が原因のことがあり、また男性乳癌の10~20%に女性化乳房が合併しているため、検査が必要です。

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診察について
 問診や乳房の視・触診の他に、マンモグラフィー検査、超音波検査、CT検査、MRI検査等を行なっておりますが、高性能の超音波機器の導入により、5 mm以下の小さな腫瘤の質的診断も可能となっており、これとマンモグラフィーを組み合わせて、しこりを触れない早期の非浸潤がんの診断も可能となっています。当院はマンモグラフィー検診施設 画像認定A評価を受けた撮影機械で、検診マンモグラフィー撮影認定診療放射線技師が撮影を行い、検診マンモグラフィー読影認定医師による読影を行っています。超音波検査に関しても乳腺超音波の超音波医学会認定検査技師と超音波専門医が行っており、精度の高い検査を行っています。さらにこれらの検査技師はすべて女性なので、安心して検査を受けていただくことができます。

マンモグラフィー検査
 乳房のレントゲン撮影による検査です。専用のX線撮影装置を用いて乳房を圧迫して、上下や左右方向から撮影します。乳房を圧迫すると多かれ少なかれ痛みを感じますが、撮影時間は短時間です。良いマンモグラフィーを撮影するためには乳房を圧迫することがとても重要です。閉経前の方では月経後の乳腺の柔らかい時期に検査を受けると苦痛が少なくてすみます。この検査では乳房全体を一度に見ることができ、また病気のサインである微小石灰化の描出能が高く、乳がんの早期発見に大変役立ちます。

超音波検査
 超音波を体内に発信して行う検査法です。乳房のほかにもいろいろな臓器で行われています。マンモグラフィーでは見つけにくい若年者の乳腺内のしこりの描出に優れています。5mm以下の小さなしこりも見つけることができます。痛みや放射線の被爆がなく、しこりの鑑別診断に大変優れた検査です。超音波検査下にしこりを見ながらその一部を採取して、確定診断のための病理検査を行うこともできます。

病理検査
 しこりの一部を採取して顕微鏡で観察するのが病理検査で、その結果として得られるのが病理診断です。がんか否かを決めるのにもっとも重要な検査です。手術前に行う病理診断は「細胞診」と「組織診」に大別されます。細胞診は細い針(採血の時に使われる針よりも細い針です)を刺したり、乳汁などの分泌物を採取するだけで簡単に行えますが、判定が難しいために組織診と比べて精度が劣ります。一方、組織診では少し太めの針を刺したり、外科手術によってしこりを摘出して診断を行います。当院では太めの針を刺して組織をとる方法(針生検)がほとんどですが、病変がしっかり採取されていれば、ほぼ100%診断が確定できます。また、さらにたくさんの組織を採取するための吸引式組織生検も行っており、できるだけ身体にキズが残らないような検査を心がけています。これでもしこりの性質の判断がむずかしい時だけ、しこりを摘出する方法(開放生検)を行なうようにしています。まずは身体に優しい検査から。(お財布にも優しい!!)組織診は、がんか否かの診断だけでなく、サブタイプ(乳癌の生物学的特性)を推測でき、広がりの状況も予測できるため、治療方針を決めるための重要な判断材料になります。実際のサブタイプはそれぞれの乳がんがどんな遺伝子発現をしているかの解析で分類するのですが、これはちょっと大変で時間もお金もかかる(約50万円)ので、癌の組織を採って調べたホルモン受容体の有無、HER2タンパクの発現、増殖マーカーのKi-67の数値を調べることで代用としています。

 一般に病理診断が必要になるのは、視・触診や画像診断で異常があり、これらだけでは確定診断が得られない場合で、特にがんが疑われるときですが、良性の病変で様子をみても大丈夫という確認のために行うこともよくあります。


  以上の検査の他に、乳がんの広がりや転移について調べる検査があります。がんの広がりが超音波検査やマンモグラフィーだけではわかりにくいときにはMRI検査を行なうことがあります。たいていのがんがそうであるように、乳がんもリンパ管を介してリンパ節に転移する「リンパ行性転移」と血管を介して全身のいろいろな臓器に転移する「血行性転移」の両方を起こします。がんによってどの臓器に転移しやすいかは異なるのですが、乳がんは肺・肝臓・骨・脳などに転移することの多いがんです。肺や肝臓への転移は胸部のレントゲン検査や腹部の超音波検査で調べることができますが、造影CT検査で肺と肝臓から骨盤までの内蔵を一度に調べることもあります。また骨の転移の検査にはMRI検査や骨シンチグラフィーがあります。脳への転移は造影CT検査、MRI検査で調べることができます。転移がどこにあるのか、わかりにくい場合や、治療の効果を調べる場合にはPET-CT検査を行うこともあります。がん細胞は、正常な細胞に比べて活動が活発なため、3~8倍のブドウ糖を取り込むという特徴があります。この特徴を利用して、ブドウ糖に近い成分のFDGという検査薬(ブドウ糖の一部をポジトロン核種という放射線を放出する物質で置き換えたもの)を注射し、がん細胞にFDGが取り込まれたところでPETカメラで全身のFDGの分布を撮影してくるのがPET-CTです。

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治療について~サブタイプが重要です~
 がんで怖いものは前に述べたように再発、転移です。再発の可能性の高い人、少ない人は手術の前の段階である程度予想することができます。これによってがんに対する戦略も変わってきます。現在では前に述べた「組織診」で診断を確実にし、さらに「サブタイプ」の推定を行って個別化治療に役立てます。サブタイプは治療の適否や薬剤選択に大きく影響するようになってきており、これを知らずして乳癌治療は始められないくらいです。また、全身的な検索を行って、がんがどのくらい進んでいるのか臨床病期(ステージ)を決定します。臨床病期(ステージ)の決定にはしこりのサイズ、腋窩リンパ節への転移の有無や個数、遠隔転移の有無を知る必要があります。サブタイプと臨床病期から、治療方法を検討し、さらに治療目標をどこに置くのか、ゴールの設定をします。全身状態や既往歴を踏まえて、予定する治療が可能か、忍容性の検討も行わなければなりません。また、患者さんの精神的な状態はどうか、家族はどう考えているか、高額な治療がどこまで可能か、こういった社会的状況も考慮して総合的に治療方針を決定していきます。

 その大きな目安のひとつはリンパ節への転移です。もとの乳房を離れて、リンパ節へ転移したということは、他の臓器への転移の可能性も示唆するのです。そこで必要なのが全身療法です。全身療法はからだの中に広がっているがん細胞、あるいは広がっている可能性のある微細な(検査をしても見つけられない)がん細胞を血液中の薬によって根絶させる目的で行うもので、化学(抗がん剤)療法、分子標的治療、内分泌(ホルモン)療法、免疫療法があります。

乳房温存療法:乳房温存術+放射線療法
 乳房温存術とは、乳房の形状を温存することを念頭にして、乳房の部分切除術に腋窩リンパ節の郭清を加えた手術のことです。がんのしこりとそのまわりの正常な乳腺を円形に切除します(円状部分切除術といいます)。乳管の中を広くがんが這っている場合は扇状に広く乳腺と脂肪を切除する場合もあります(扇状部分切除術といいます)。どちらの場合も乳頭・乳輪は切除せずに残してきます。これらの手術に放射線照射を加えることで、目に見えないけれど残っているかもしれないがんを治療し、再発を予防します。しこりの大きさが小さいほど、乳房の形が損なわれずにすみますが、大きな乳房の方ではしこりが大きくても残る乳房も多いので、しこりのまわりをぐるりと2cmあけて(つまりしこりの大きさに上下左右2cmを足して)できる円あるいは楕円のサイズが乳房の1/4以下になるときは乳房温存術が可能です。最近では病期がⅠ・ⅠⅠ期の乳がんの標準術式として確立されていますが、しこりが乳首や乳輪のすぐそばにあるときはこの方法は不可能です。

皮下乳腺全切除術
 乳首と乳輪を含めた乳房の皮膚をほぼ100%残して、乳房全体を切除する方法です。がんのしこりは大きいけれど、乳首や乳輪から離れており、皮膚には浸潤していない場合に適応になります。乳房が小さめで、しこりが小さくても距離をあけて切除を行なうと乳房温存術が名ばかりになってしまうような場合にもこの方法が適しています。また、手術後の変形やサイズの違いがどうしても許せない、きれいなおっぱいを保ちたいという方にも再建がもっともきれいにできるこの方法が適しています。この方法では、乳房は全くなくなってしまうので、場合により乳房再建が必要となりますが、十分な皮膚がある場合は、再建の中で最も簡単な「インプラント単純挿入法」が行われます。方法は豊胸術を行なう時とほぼ同様で、人工乳腺(インプラント)を大胸筋の下に挿入して残っている乳房とのバランスをとるようにします。

胸筋温存乳房切除術
 胸筋温存乳房切除術とは、大胸筋あるいは大・小胸筋を温存して乳房の切除と腋窩リンパ節の郭清を行う手術のことです。比較的大きな乳がんの標準的な手術方法になっています。とくに術前の検査で腋窩や鎖骨下リンパ節への転移が少ないか、明らかでない場合には大・小胸筋とも温存する方法が一般的です。がんのしこりが小さくても乳首や乳輪のすぐそばにある場合や、2個以上のしこりが離れたところにある場合、何個もしこりがある場合はこの方法を行なうのが一般的です。この方法も乳房再建を行なうことが可能です。

化学療法
 抗がん剤を用いた治療を化学療法といい、主に術前・術後の補助療法や、進行・再発乳がんの治療に用いられます。注射と経口(内服薬)の2つの方法があり、注射による方法は2~3種類の薬剤を組み合わせて使うこともあります。点滴で静脈内に投与しますが、副作用を軽くする投与方法が研究されており、外来通院で行うことが普通になっています。代表的なものとしてFEC(フルオロウラシル、エピルビシン、サイクロフォスファミド)療法、タキソテール療法、アブラキサン療法、タキソールweekly療法、ハラヴェン療法、ナベルビン療法、ジェムザール療法などがあり、経口ではゼローダ内服、TS-1内服、UFT内服療法などがあります。これらの薬剤による副作用として、食欲低下、全身倦怠感、吐き気、嘔吐、口内炎、脱毛、白血球や血小板の減少、貧血などがありますが、最近では吐き気や嘔吐をおさえる薬剤や、白血球減少をおさえる薬剤などを併用することによって、副作用による症状を軽くすることができるようになっています。
  自分の乳房をできるだけ残したいけれど、乳がんのしこりが2cmより大きい方や、リンパ節転移が認められるような方にはまず化学療法を行って、リンパ節の転移や目に見えない転移を抑えることと、しこりそのものを小さくすることの一石二鳥をねらう「術前化学療法」が標準的な治療です。手術後に化学療法を行うのと生命予後に変わりはありませんが、しこりが小さくなるので乳房の温存療法が可能になることが多いこと、化学療法の効果があるのかどうかがはっきりわかるというメリットがあるためです。

内分泌療法
 乳がんのもつ、ホルモン依存性の性質を利用してがんの治療を行うのが内分泌(ホルモン)療法で、副作用の少ない優れた方法です。女性ホルモンであるエストロゲンは乳がんの発生、増殖に重要な役割を果たしています。手術でとった乳がん組織中のホルモン受容体(エストロゲン受容体やプロゲステロン受容体)を検査することによって、女性ホルモンに依存して発生・増殖している乳がんか、そうでない乳がんかがある程度わかります。女性ホルモンに依存している乳がんを「ホルモン感受性乳がん」と呼び、このタイプの乳がんの場合、内分泌療法の有効性が期待できます。有効率はエストロゲン受容体とプロゲステロン受容体がともに存在する場合、60~70%とされています。ホルモン療法も近年研究が進んでおり、いろいろなタイプのお薬が出てきています。抗がん剤のような副作用はないのですが、ほてり、めまい、おりものの増加、性器出血などのホルモンに関連する副作用があります。閉経前の女性では更年期障害様の症状が出ることがあります。

分子標的治療(遺伝子治療)
 乳がんの約20~30%でHER2/neuというがん遺伝子が増幅し、その遺伝子から産生されるタンパク質であるHER2/neuタンパクが過剰に発現している場合があります。このタイプの乳がんを「HER2陽性乳がん」と呼び、一般に「HER2陽性乳がん」の予後は、そうでない乳がんに比べ、悪くなるといわれていますが、その理由はHER2/neuタンパクが乳がん細胞の増殖の調節に関連し、がんの悪性度を強めるためです。HER2/neuタンパクは「細胞増殖因子受容体」というもので、これが過剰にあるということは乳がん細胞をどんどん増殖させる「細胞増殖因子」と結びつきやすいということであり、乳がんの増殖する力が強くなるということです。このタンパク(細胞増殖因子受容体)が細胞増殖因子と結びつけないように、受容体に結びつく「モノクローナル抗体」を投与するのが抗体治療です。この治療で用いられる抗体はトラスツズマブ(ハーセプチン)、ペルツズマブ(パージェタ)、ラパニチブ(タイケルブ)と呼ばれます。手術でとった乳がん組織中のHER2/neuタンパクの発現の程度を検査し、強く発現しているときには効果があると考えて使用します。副作用として、アレルギー反応に似た反応や、心臓に対する毒性がありますが、抗がん剤のような副作用がなく、この薬剤のみを投与するだけでHER2/neuタンパクが異常に発現した悪性度の高い転移性乳がんの約20%に効果が認められています。さらに抗がん剤との併用療法では60%くらいに効果が上がることもあります。 さらにハーセプチンと抗がん剤を組み合わせたカドサイラ(トラスツズマブ エムタンシン)という分子標的治療薬もあります。

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乳癌と診断されたら
 「がん」と言われると、「死」を間近に感じ、頭の中が不安や恐怖で一杯になるのは当然の心情です。
 しかし「がん」という病気は、たとえば、診断された時点で1cmの大きさのがんだとすると、最初の1個のがん細胞から1cmのしこりとして見つかるまでには、7~8年の長い歴史を経ています。1個の細胞が2個に分裂するのに要する時間は、約90日(もっと速いものもあります)、それが約30回分裂を繰り返すと1cmの大きさになるとすると、90×30=2700日(約7.4年)かかる計算となり、その時の細胞の数は、なんと2の30乗個!だいたい10億個です。
 ただし、1cmで見つかった乳がんはステージⅠの早期乳がんに相当し、「早期」と言われる理由は、この段階ではもっとも転移しやすい場所である脇の下のリンパ節にがん細胞を認めるのは10人に1人程度であり、きちんと手術・その後の治療を行うことでの10年生存率は、95%前後です。したがって、癌と診断された場合に、一日でも早く手術しないと、転移が心配!と途端にあわてられる方がいますが、そこは落ち着いてください。ここまで来るのに7~8年かかっているのですから、ここで急にあわてなくても大丈夫、まず自分の病気を正しく理解し、どのような治療手段がふさわしいかをじっくり検討する余裕があるわけです。もちろん、1個が2個に、2個が4個に、と細胞分裂で倍々で増えていくがんは、育ってくると100万個が200万個に、200万個は400万個に、と増え方がケタ違いになるので、のんびりはしていられませんが、手術が1か月遅れたら大変なことになるということはないのです。
  乳がんの治療を進めるうえで最も大切なのは命を守ることですが、生活の質を落とさず、できるだけ今までの生活を保てるような治療を選択することも大切です。治療法を選ぶときは、診断の結果だけではなく、年齢や仕事の状況、家族構成や状況なども考慮して、自分にとって最も適した治療法を、担当医と一緒に選択していきましょう。

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乳がんの緩和医療について
 乳がんをたたきのめすことができなくても、できるだけがんを手なずけて、普通の生活を続けていけるようにするのが最近の再発・進行乳がんの治療の考え方です。がんをたたこうとして、あなたがたたきのめされては元も子もありません。いかに快適に過ごせるか、これが一番大切なことなのです。残念ながら治療の効果が思ったように出ず、予後の厳しい患者様に対しては特にこれが重要であると考えられます。がんそのものに対する治療ではないけれど、がんによる痛みその他のつらい症状を取り除いて、快適な普通の生活をできるだけ続けていくための治療、それが緩和医療です。当院の乳腺外来では乳がんの緩和医療も行なっています。できるだけ自宅で治療を続けたい方には在宅の緩和療法を、訪問看護の看護師さんにもかかわっていただきながら行なっていきます。ご家族やご本人のいろいろな事情で、在宅での治療が困難な患者様の場合は緩和ケア病棟に入院していただくこともできます。もちろん当院で手術その他の治療を受けていない方でも遠慮なく受診していただいて結構です。どうぞご相談ください。

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乳がんの治療後に悩んでいること、困っていることのある方へ
 乳がんに限らず、がんの手術を受けた方は常に「再発」の恐怖が頭を離れないのではないでしょうか?「この頃肩が痛いのだけれど、これって再発?」「手術のキズのところがズキンと痛んだりするのは再発?」こんなことも、独りで悩まずにご相談ください。たいていは、手術に伴う不都合な現象で心配はありませんが、中には検査をしておく方が安心な場合もあります。また、つらい症状があるのに「心配ないから我慢しなさい」というのはナンセンスです。完全に元通りというのは無理でも、つらさを和らげるちょっとした工夫をお教えしたり、あまりひどい時はその間だけでもお薬を使ってつらさを取ることだってできます。ぜひご相談ください。リンパ浮腫などの術後の合併症に対しても積極的に治療を行なっております。

  手術後の補正下着もご紹介しております。専門の業者さんに来院していただいて、当院で担当医師のアドヴァイスを受けながら、試着を行なって適切な補正下着を選んでいただくことが可能です。当院で手術を受けていない方でも、「試着だけしてみたい」という方も遠慮なくお申し付けください。化学療法の副作用で脱毛が強くお困りの方のヘア・ウイッグ(かつら)も取り扱っております。こちらも当院で治療をされていない方でも大丈夫ですので、ぜひお尋ねください。
  手術後、あるいは抗がん剤を用いた治療中・治療後の性生活や妊娠・出産に関する悩みについてもご相談ください。近年、乳がんにかかる方の年齢が下がってきています。ピークは55歳前後ですが、30〜40代でかかられる方も多く、こうした問題も避けては通れません。でもどこに相談したらよいのか、困っていらっしゃる方も多いのではないかと思います。悩みに対するアドヴァイスを行い、必要に応じて、婦人科の医師と連携して診察を行わせていただきます。


 「乳がんと診断されてから、すっかり気持ちが落ち込んでしまっている」、「どうしてわたしがこんなことに・・・」、「気がつくと涙が出てしまう・・・・」、「いくら大丈夫と言われても、不安が募ってしかたがない」どんな方にもこんなことがあるものです。つらい悩みをしっかり聞いてもらうだけでもブルーな気分から解放されて、また前向きになれることがあります。当院では担当医師ができる限り悩みをお聞きするようにしておりますが、患者さん同士の情報交換・親睦会(笑み会)もあります。ぜひお気軽に参加していただいて、お悩みを軽くしてください。

 あなたの健やかな心と身体をサポートしていくことがわたしたちの願いです。経験豊かなスタッフがお待ちしております。お気軽においでください!!

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なごみかいについて
 ご自身が乳がんになる、ご家族・友人が乳がんになるとさまざまな不安や悩みが出てきます。不安な気持ちを聞いてもらいたい、同じ思いを体験した人に相談したい、不安・悩みを乗り越えた人に元気を貰いたい、などと思うことがあるのではないでしょうか? また、がんに関する情報を知りたい、治療でダメージを受けた髪や肌や爪などのお手入れに関する情報を知りたい、ということもあると思います。
  大切な家族ががんと診断されて、どのように接したらいいのかわからない、家族として何ができるのか、がんのことをもっと自由に語り合える場があれば、と心配され、悩んでいらっしゃるご家族も多いでしょう。
  乳がんと共存しながら、明るく生きるために体験や情報の交換、勉強会を行ったり、親睦を深めたり、気軽に集まれる場所として、この会をスタートしました。患者さんが中心のおしゃべり会ですが、アドバイザーとして医師・看護師・薬剤師が傍に控えております。 皆さんのお悩みは治療のことだけではなく、多岐にわたると思いますので、それらについては医療従事者以外の専門家にも来ていただいて講演していただく予定です。

  できたばかりの小さな芽のようなかわいい会ですが、皆で大木に育てていきましょう。

※次回の「笑み会」開催のお知らせ
 日時:2019年4月26日(金)13:00~
 場所:つくばセントラル病院D館1階会議室
 会費:500円
 参加ご希望の方は、
  ①乳腺外来でお声掛けいただくか、
  ②セントラル総合クリニック 外来化学療法室へ
   火曜~土曜 15:00~17:00 の間に 029-875-3511 までご連絡ください。

次回の笑み会は4月26日(金)の午後1時から、つくばセントラル病院D館1階の会議室で開催されます。春爛漫、ゴールデンウイークの前にちょっと女前を上げてしまいましょう。
今回はヘアとメイクアップの2人の先生をお招きしております!
女性にとって髪と肌は命(?!)、なので悩みもいろいろと多いかと思います。
髪が細い・薄毛・コシがない・ボリュームがなくなった、化学療法後に髪の質が変わった・生えにくいところがあるなどの髪や頭皮のお悩み、肌色が悪くなった・くすんでいる・シミが増えた・シワが気になる、吹き出物が多い・化粧ののりが悪い、などのお肌の悩みを解決するためにどんなお手入れや工夫をしたらいいか、いろいろ教えていただきましょう!
もちろんいつも通りのおしゃべりも楽しみましょう!

誠に申し訳ございませんが、当日に会費500円を徴収いたします。 当日はどちらの駐車場にお車を停めていただいても大丈夫です。駐車券の無料化をさせていただきます。

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