歯科口腔外科

嚥下体操

~食事の前に準備体操~ 口の準備運動をしてみよう!

運動の前に準備体操をする人は大勢いますが、嚥下障害のある人にとっても準備体操は非常に大切です。食事の前に口を動かしやすくしておくことで、誤嚥の予防ができます。食事の前の2,3分ちょっと行うだけで効果がありますので実行して下さい。

1. 首のストレッチ

首のストレッチ
首を前、左右に4~5秒ずつゆっくり曲げたり、回したりします。

2. 顎の開閉

顎の開閉
口を大きく開けて、その後唇に力を入れてしっかり閉じる。ゆっくり3回行う。

3. 舌の運動

舌の運動
舌を出したり、上下左右に動かしたりします。5~10回程度。

4. 発音練習

発音練習
強くしっかり発音します。「パ」「タ」「カ」をそれぞれ5~10回程度。

5. 唾液の嚥下、咳、深呼吸

唾液の嚥下、咳、深呼吸
つばを1回のみこんで、咳と大きな深呼吸をして、終わり。

嚥下体操には色々な種類があります。今回紹介している1~5までの体操は、簡単で基本的なものを選びました。現在嚥下障害のない高齢な方でも、予防につながりますので、ぜひ体操を実行してください。