2016年あけましておめでとうございます。
社会医療法人ならびに社会福祉法人若竹会の経営理念を基軸として考えた場合、その人生論ないし戦略論の立場から、「楽観主義」という考え方があります。楽観主義というのは、いいかげんな、安易な考えをいうのではありません。強く、たくましい生き方です。どのような事態に直面しても、「きっと、このように良くなって行くに違いない、これはこのような意味だから、必ず道を開いて行くことができるものだ」と、仕事であっても人生の苦悩であっても悠々と楽しく見下ろしながら、常に良い方向へ、明るい方向へと、とらえてゆくことであります。楽観主義は、仕事においても私生活においても境涯を大きく開いてくれるのです。
 アメリカ心理学会元会長のM.セリグマンによる「オプティミストはなぜ成功するか」によれば、人生は私たちすべてに挫折を与えます。良い成績をとれなかったり、好きな人に振られたり、試合に負けたり、親を亡くしたりします。しかし一方で立ち直りの早い人もいて、じきにまた仕事に精を出したり、人を好きになり、試合でも頑張れるようになります。どんな人が早く諦め、どんな人が立ち直るのでしょうか。失敗や拒絶にもめげずに生きていけるのはなぜか、また挫折に会うと長い間立ち直れず、暗い日々を送る人がいるのはなぜか。
 この本によれば楽観主義の反対は悲観主義です。悲観主義者は楽観主義者よりも簡単にあきらめ、職場でもスポーツでも政治の場でも能力以下の成績しか発揮できません。健康状態にも驚くほど良くないことが多い。悲観主義は生来のムードですが楽観主義は学んで身に着けることができます。楽観主義者の方が感染症にかかりにくく、免疫力も持つといいます。彼はハーバード大卒業生の50年後の人生を調査しました。60歳の時の状態は、25歳の時の楽観度と深い関係があるといいます。
 一言追加すれば会社組織などでは、悲観主義を身に着け現実をしっかり把握し、強い責任感を持って目標を達成するために使う。やみくもな楽観主義ではなく、柔軟な楽観主義で行こうではありませんか。
 この1年、私は当然ですが職員の皆様におかれましても「楽観主義」を胸にあらゆることに挑戦して参りたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

社会医療法人 若竹会 つくばセントラル病院
理事長 竹島 徹