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セントラル腎クリニック龍ケ崎

0297-62-1212 0297-62-1212

院長挨拶

この度、セントラル腎クリニック龍ケ崎の院長を拝命しました山口直人と申します。ここに謹んでご挨拶申し上げます。当クリニックは、つくばセントラル病院と密接に連携する腎透析医療中心の施設として約15年以上の実績を誇ります。これも地域の住民の皆様や医療機関各位からの多大なる御支援、ご厚情の賜物と拝察しております。若竹会竹島徹前理事長より引き継がれている「一人の人を大切にする慈愛の医療と福祉の活動に徹する」の理念を胸に、重責を痛感し、身の引き締まる思いでございます。

当腎クリニックは、つくばセントラル病院本院や他病院様からのご紹介をいただいた維持透析対応クリニックですが、腎臓内科や透析科領域のみならず、循環器科、血液内科や総合内科の各専門医(非常勤医を含む)がそろっています。さらには本院間との救急搬送体制を活かした緊急血液検査や超音波・CT・MRI等の各種画像検査、及び本院多診療科との密接な連携医療が特徴です。今後は、地域医療機関皆様各位との多彩な協働医療体制へも、ますます貢献させていただければと存じます。

当クリニックには、患者さんへの思いやり深く、才能豊かで人間味あふれる多彩な高度専門職者がそろっています。最新の医学医療の知識や技術を皆様に還元する意欲にもあふれています。職員一丸となって、地域の皆様から益々信頼され、愛される施設を目指したいと存じます。どうか一層のご指導、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

山口 直人
  • 医学博士
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本腎臓学会専門医・指導医・評議員
  • 日本透析医学会専門医
  • 日本循環器学会
  • 国際及び米国腎臓学会
  • 日本医師会産業医
  • JMECC(日本内科学会)、
    ACLS(AHA)プロバイダー
  • 茨城県立医療大学名誉教授

快適な透析治療を提供します

セントラル腎クリニック龍ケ崎は、人工透析を中心とした診療所で、最新の透析機器を設置しています。透析監視装置は65台あり、オンラインHDF・I-HDF・β2-MG吸着療法など、さまざまな透析治療に対応しています。また設置主体であるつくばセントラル病院との連携を密にし、アクセストラブルや入院が必要な場合は速やかに対応を致します。

診療案内

人工透析(透析装置65台)

診療時間
朝 8:50~
夜 ~20:30

休診:日曜日 ※祝祭日は行っております。

治療内容

  • ・血液透析:HD
  • ・オフライン血液透析濾過:off-line HDF
  • ・オンライン血液透析濾過:on-line HDF
  • ・血液吸着療法(β2-MG吸着療法、LDL吸着療法)
  • ・処方透析(高ナトリウム透析等)

送迎をご希望の方は、お電話にてご相談ください

  • ・連絡先:0297-62-1212(代表)
  • ・送迎可能地域:龍ケ崎市、利根町、河内町、稲敷市、取手市

※地域によっては送迎が困難な場合があります。

※車いす使用や介助が必要な患者さまはご相談ください。

内科

診療時間
9:30~受付 9:00~11:30

休診:日曜日、祝祭日、年末年始(12/29~1/3)

診療科:一般内科

送迎:一般内科受診の患者さまへの送迎は行っておりません

ご利用患者様へのお願い

当院へ通院される際は、引き続き院内でのマスク着用のご協力お願い致します。

感染対策

当院の感染対応は、以下の項目について取り組みをしております。

院内環境・クリニック全体での取り組み

  • ・手指消毒薬の設置
  • ・定期的な窓を開けての換気
  • ・飛沫防止対策でアクリル板、仕切り板等の設置
  • ・定期的な待合室などの手すり、椅子、テーブルの清拭消毒
  • ・発熱などの症状があった場合の個別対応

透析治療中の取り組み

  • ・医療者の個人防具の着用(マスク・ゴーグル・ビニールエプロン・手袋)
  • ・治療後速やかに清拭消毒を実施
  • ・十分なベッド間隔の確保

職員感染防止の取り組み

  • ・出勤時と退勤時に体温測定、体調管理
  • ・休憩時間の職員分散と仕切り板による飛沫防止対策
  • ・感染対策チームによる職員教育の実施

その他

  • ・送迎時の健康観察カードによる体温・体調の確認
  • ・送迎車使用後、車内の清拭消毒実施

※当院での環境清拭消毒には塩素系除菌洗浄剤のクロスを使用

当院の特色

災害訓練のご紹介

当院では地震や火災など災害発生時でも落ち着いて対応できる様に災害訓練を行っております。透析中に災害が発生し治療の継続が不可能となった場合には、安全かつ迅速な返血作業と避難誘導が求められます。そのためスタッフと患者さまが協力して災害訓練を実施しています。

スタッフ向け災害訓練の風景

データカンファレンスのご紹介

透析患者さまは毎月定期的な血液検査(採血)を行っています。採血の結果を基にカンファレンスを行い、透析条件・使用薬剤の見直しなど治療方針について検討しています。

フットケアのご紹介

透析治療を受ける患者さまは血管が傷みやすいという特徴があり、血管の壁が硬く変化して細くなり、血液の流れが悪くなってしまいます。合併症として脳梗塞や心筋梗塞はよく知られていますが、意外と知られていないのが足の病変です。血液が流れにくくなるので初期はしびれや冷感、だるさや痛みなどの症状が現れます。

また血液が末端に届けられないために傷が治らず、感染を起こすと潰瘍(かいよう)化して悪化すると壊疽(えそ)となり、足の切断にまで至る事があります。当院で行っているフットケアは、この様な足の病変をいち早く発見し治療をして、普段の生活の中で注意する点などをお伝えしています。当院では全ての患者さまにフットケアを行う担当看護師が割り当てられており、定期的に足の状態(爪・水虫・傷など)をチェックしています。

フットケア風景
フットケアチェック表

栄養指導のご紹介

透析患者さまは腎臓の機能が悪くなり体内の老廃物を排出しにくくなっています。またカリウム(K)やリン(P)など本来は尿と一緒に排出され、常に一定の濃度を保つようになっている物質もコントロールができなくなります。当院では透析患者さまに対して日々食生活で注意するポイントや、調理する際の工夫など、管理栄養士が定期的に指導しています。

また、季節ごとの食べ物や飲み物、外食についてもアドバイスを受けることが出来ます。特に透析患者さまが注意すべき代表的な食べ物に塩分・水分・カリウム(K)・リン(P)があります。しかし注意が必要との考えから食べるのを控えたり、偏食になってしまっては意味がありません。栄養不足にならないことも重要なことなのです。食事について気になる事はお気軽にご相談ください。

栄養指導の際に配布している資料の一例

新聞「セントラル」のご紹介

新聞「セントラル」とは、つくばセントラル病院とセントラル腎クリニック龍ケ崎の透析患者さま向けの新聞です。透析患者さまが創設した患者会「腎友会」の役員の方が手作りで毎月月初めに発行しています。透析患者さまの情報共有手段として1993年7月から今日まで続いています。内容は会員やスタッフの紹介、腎友会の行事のお知らせ、勉強会や腎友会の活動報告、スタッフとの懇談会の報告など多岐にわたります。このような取り組みは茨城県にある腎友会ではセントラル腎友会だけで、全国的にも大変珍しいことです。

~セントラル腎友会より~
新聞は腎友会の会員・非会員問わず全ての患者さんに配布しております。透析について多くの悩みや不安を抱えている患者さんへの解決の糸口に繋げたいとの理念のもと誕生した新聞「セントラル」は、今後も患者さんの情報手段として配布していきたいと考えています。

注)一部加工しております

透析器機器のご紹介

当院では日機装社製多用途透析装置DCS-100NX 59台、DCS-200Si 3台、個人用多用途透析装置DBB-100NX 3台 東亜DKK社製溶解装置 AHI-701 1台、BHI-701 1台、ダイセン・メンブレン・システムズ社製透析用水装置作成装置SHR-83-WROSを保有しています。

SHR-83-WROS(透析用水作成装置)
SHR-83-WROSのフロー図 ※赤丸がRO膜
溶解装置(AHI-701・BHI-701)
DAB-NX(多人数用透析液供給装置)2台
DCS-100NX(多用途透析装置)59台
DBB-100NX(個人用多用途透析装置)3台
DCS-200Si(多用途透析装置)3台

当院で行っている検査のご紹介

検査室

検査室では超音波画像診断装置、12誘導心電計、血圧脈波検査装置を備えており、臨床検査技師が心エコー、腹部エコー、心電図、ABI等の検査を実施しています。

X線室

X線室では診療放射線技師が各患者さま月1回、胸部レントゲン検査を実施しています。

ベッドサイドで行う検査①(シャントエコー)

シャントは透析患者さまにとって大切な命綱です。大切な命綱を守るため、当院では超音波エコー検査を適宜行っています。当院ではFUJIFILM社製超音波診断装置FC1を1台保有しており、血流量測定や血管に狭い所が無いか等、ベッドサイドで迅速に検査を行う事で、シャントトラブルへの早期発見が対応可能です。また2021年7月にFUJIFILM社製ワイヤレス超音波画像診断装置iViz airを導入しました。こちらはエコー下穿刺に特化した超音波画像診断装置となっております。小型のハンディエコーとタブレットの構成で省スペース化された事で操作性が向上し、穿刺困難症例に対してスムーズに穿刺が出来ます。

FUJIFILM社製 超音波画像診断装置FC1
FUJIFILM社製 ワイヤレス超音波画像診断装置iViz air
ベッドサイドで行う検査②(HD-03・MLT-550N)

当院では、ニプロ社製HD-03(透析モニタ装置)、東レ社製MLT-550N(身体組成分析装置)を保有し、臨床工学技士より以下の検査を実施しております。

HD-03(透析モニタ装置)

血液回路にセンサーを取り付けるだけで、容易に実血流量、シャント流量、再循環率、心拍出量の測定が可能です。血液回路に挟み込んだセンサーは、上部のセンサーから超音波信号が送信され、血液回路を横断して下部のセンサーによって受信されるまでの時間を測定します。上部、下部のセンサーは、交互に送受信を行います。血流量方向に対して順方向では速く、逆方向では遅くなり、超音波の伝播時間に差が生じることとなり、この伝播時間を利用して血液流量を測定します。

MLT-550N(身体組成分析装置)

人体では感知できない微小な電流を流し、脂肪、筋肉、体水分の電気の流れやすさの違いで水分量や骨格筋量などを測定する事ができます。測定された水分量(細胞外液率)で、ドライウェイトの評価を行うことが可能です。

HD-03(透析モニタ装置)
MLT-550N(身体組成分析装置)

設備のご紹介

地下水膜ろ過システム、自家発電装置を備えることにより、断水、停電に対応できる災害に強い施設づくりを行っています。

地下水膜ろ過システム
タクロウ管理工業ホームページより

当院では、タクロウ管理工業社製の地下水膜ろ過システムを採用し、さまざまな処理を施すことで上水道としても医療用水としても使用できる安全性を確保しています。

更に茨城県南水道企業団からの取水ルートを設けており、地下水の急な水質悪化にも対応出来るよう、対策を講じています。

自家発電装置

当院では東京電機社製の135kVAの容量を持つ自家発電装置を採用しており、停電時にも安定した電力供給が可能です。

院内のご案内

建物 RC造 地上2階建て(1階944.75㎡ 2階509.47㎡)
建築面積 980.25㎡
延床面積 1454.22㎡

法人の経営方針と理念

医療法人の経営理念と方針

  • 1. 一人の人を大切にする慈愛の医療と福祉の活動に徹する。
  • 2. 一人の持つ無限の可能性を確信し、創造と挑戦による職員満足を目指す。
  • 3. 職員は専門分野でのエキスパートを目指す。すなわち医学の研鑽、技術の練磨、知識と経験の習熟を果たす。
  • 4. 病者・利用者の安心・安全を図るとともに、地域の信頼を得る。
  • 5. サービス業として、医療保健福祉活動の包括的展開を果たす。
  • 6. 安定した経営が良質な法人事業を支えるという原則のもと、上記実践のための適正収入を確保する。
  • 7. 「患者さんの権利」に関する病院宣言を全員が尊重し、実行する。

患者さんの権利に関する病院宣言

患者さんは医療者と共に病気と対峙するパートナーであり、相互の信頼と協調のもとに以下の権利を持つ。

  • 1. 患者さんは、思いやりのある丁重なケアを受ける権利を持つ。
  • 2. 患者さんは、人格的に尊重され、尊厳を持ってその生を全うする権利を持つ。
  • 3. 患者さんは、医師・医療従事者による充分な説明およびセカンドオピニオンを受け、治療を選択する権利を持つ。
  • 4. 患者さんは、そのプライバシーが尊重される権利を持つ。
  • 5. 患者さんは、より良い医療が行われるよう、職員が研修研鑽するよう期待する権利を持つ。
  • 6. 患者さんは、医療費の明細の報告を受けると共に、医療費と福祉の公的援助に関する情報を受ける権利を持つ。

上記の精神にもとる行為や態度が私たち職員にあると思われる時には、病院窓口にご意見をお寄せください。

アクセス

  • ・JR龍ケ崎市駅から車で10分
  • ・関東鉄道竜ヶ崎駅から徒歩20分、または車で5分
  • ・圏央道「牛久・阿見IC」より約20分
  • ・龍ケ崎コミュニティバス循環ルート外回り「文化会館~馴馬方面」

セントラル腎クリニック龍ケ崎

〒301-0004 龍ケ崎市馴馬町2668-1 

TEL. 0297-62-1212  0297-62-1212 

(設置主体) 社会医療法人 若竹会 つくばセントラル病院

〒300-1211 牛久市柏田町1589-3 

TEL. 029-872-1771  029-872-1771